海外オフショアに限った話ではないが、金融商品を契約すると証券が発行される。
ご自身の手元に証券はきちんとありますか?
フレンズプロビデントやRL360°、インベスターズトラスト、サンライフ等の証券はとても重要!
海外オフショア投資で日本人の契約数が多いのは、フレンズプロビデント(Friends Provident)やRL360°(アールエルスリーシックスティ、旧名ロイヤルロンドン)、インベスターズトラスト(Investors Trust)、そしてサンライフ香港(Sun Life hk)と言ったところだろうか?
こうした会社で契約すると、証券が発行される。
オフショア金融商品を契約されている方、手元に証券はあるだろうか?
インベスターズトラストに限っては紙ではなく電子証券を選択している人も多いと思う。
この証券、とても大事なものなので無くさないように注意が必要だ。
wikipediaで証券を確認すると、その冒頭に次の一文が書かれている。
証券(しょうけん)とは、一定の財産法上の権利・義務に関する記載がされた文書。
この一文だけで証券はとても重要で無くしてはならない事が想像できるはずだ。
証券について詳しく知りたい方は、wikipediaを参考にしてもらえればと思う。
証券が必要になる時は正規代理店であるIFAを移管(変更)する時や譲渡、解約する時になる。
紛失したらどうなるのだろうか?
個々の状況によって異なってくるが、例えばフレンズプロビデントの場合は、
①公証人役場で紛失した事を証明する書類=英文の紛失届を認証してもらい、
②外務省で証明(アポスティーユ (Apostille) )してもらい、
③プロバイダーに提出すると所有権を確認する証明書が発行される、
という流れになる。
とても大変で骨が折れ、お金がかかる作業となってしまう。
そもそも、こうした対応をしてくれるIFAは少ないように感じる。
IFAが分からない・連絡が取れないだけでなく、証券も手元にないのであれば、大変だ。
自社のクライアントでなく証券もない人を解約時だけ受け入れてくれるIFAは無いだろうし、そうした特殊な案件をサポートしてくれる人・会社にお願いするしかない。
もちろん、それ相応の金額が必要になってくるだろう。
IFAと連絡が取れるようにしておくのは鉄則だが、それ以上に証券が紛失していると時間もお金も手間もかかる事態となってしまうので、証券はしっかりと管理しておかなくてはならない。
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