長い人生を成功させる為には長期的な視点が必要となってくる。
どのようにしてそのような視点を持てば良いかという戦略を導いてくれる本として「The Long Game(ロングゲーム)」はお勧めの一冊と言える。
長い人生を成功させる為には「余白」が必要だ。
メンタリストであるDaigoさんも推奨している一冊となっている。
タイトルを見た時に資産運用にも通ずる本なんだろうなと思った。
資産運用も短期的な視点で行うと投機・ギャンブルとなってしまい、成功者になる事は困難だ。
だが、長期的な視点に置き換えればマイナス局面も吸収しながら資産価値を大きくしていく事が可能と言える。
忙しい現代社会なのでどうしても短期的に結果を求めがちだが、長い人生の成功者になる為には長期ビジョンを持っておく事が重要と言える。
時間を削る現代人、映像作品も映画 ⇒ TV ⇒ YouTube ⇒ Tiktokと短時間になっているとDaigoさんも語っているが、映画の方がやはり楽しい作品は多く、Tiktokになると飽きやすい傾向にあると思う。
映画作品が長く後世に残っていく事を考えても、「短い」というのは結果を残し難いという事だろう。
この書籍でポイントと挙げている事は「余白」「集中」「信念」である。
資産運用の場合は「余裕資金」「分散投資」「信念」であり、通ずる部分と異なる部分があると思うが、この本の中で一番私が納得した部分は「余白」である。
資産運用の余裕資金と同じような考え方であると思うが、時間に余白を持たせる事が重要と書かれている。
特にビジネスの部分での重要要素として「余白」を提唱しているのだが、今行っているビジネスを一生懸命行っているだけだと次のステップは見えてこない。
20%の余裕を作り、その時間を自分がやりたい事や次なるビジネスへ繋がる時間に使うべきだと書かれている。
とても納得する部分である。
新規事業枠として、今の売り上げだけではなく将来の会社の屋台骨になるようなビジネス探索をさせる企業もある。
また、サラリーマンの人も次なるステップとはいかなくても、時間に余白が無ければ疲弊して倒れてしまうだろう。
日本人の悪しき習慣と言えるが、100%、否100%以上で仕事をしてしまうので体も心も病んでしまい人生を楽しめない人が多い。
20:80の法則(パレードの法則)は良く言われる話だが、余白時間の20%が人生を大きく左右するのかもしれない。
時間の「余白」を作る事は人生においてとても重要だと思う。
その余白時間を次なるビジネス展開の為に使うようにこの書籍では書かれているが、余暇や趣味に充てるだけでも人生はとても有意義なものになっていくはずだ。
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資産運用では余裕資金、人生やビジネスでは余白時間が重要と言うことだろう。
汗水垂らして生きるのが日本人の美徳になっているように感じるが、必死になって行動するだけでなく、心やお金、そして時間も余裕を盛って、その余裕部分を如何に活用するかで人生は大きく変わってくるのかなと思う。
若い人の間ではタイムパフォーマンスなる言葉があるようだ。
時間に対しての効果を考えるべきとの意味で、言わんとしている事は分からなくもないが、物事を成功させようと思ったら、時間が掛かる事がほとんどだ。
短絡的に少しかじって直ぐに止めるのではなく、若い子には長期的にやり続けられる何を見つけてもらいたいと思う。
そうした取り組みをしていると人生が豊かになっていくように感じる。
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