香港の保険会社CTF Lifeから上市されている貯蓄型保険商品貯蓄型保険商品Regent Prime(リージェントプライム)について商品概要をまとめてみたい。
契約に値する商品となっているのだろうか?
個人契約ならSun Life Honk KongのSun Joy、法人契約ならFubon Prosperity Booster Whole Life Plan 5が有利か?
海外オフショアには日本とは比較にならないほどの利回りとなっている保険商品があると言われている。
CTF Life社の貯蓄型保険商品Regent Primeを見ても、そうした事が良く分かる。
(CTF Life社という名前を聞いた事が無い人が多いかもしれないが、2024年にFTLife社から社名変更している。
FTLife社の社名になれている人が多いかもしれないが、これからはCTF Lifeで覚えよう。)
37歳の非喫煙男性がUSD80,000の保険料を2年払いした時の解約返戻金(=時価総額)のシミュレーションは以下のようになっている。
*貯蓄型保険商品なので、性別や喫煙状況でシミュレーションが変わる事はない。
*年齢を自分に合わせたければ、シミュレーションの経過年数などで調整してもらえればと思う。
*支払いは2年払いだけでなく5年払いも選択できる。
確定部分だけで10年後に支払保険料を解約返戻金が上回る、いわゆる損益分岐点を迎える。
非確定の配当部分も含めると、6年で損益分岐点を迎える商品となっている。
非確定部分を含めたリターンをまとめると以下のようになっている。
・5年目:99.9%
・10年目:137.0%
・20年目:275.8%
・30年目:542.4%
日本の保険商品とは比較にならないほどのリターン率だという事が分かってもらえると思う。
契約に値する商品だと思うが、この商品を契約するのであれば、サンライフ香港社のSunjoyとの比較になってくると思う。

リターンは同じくらいであるからだ。
個人契約の場合はサンライフ香港社との比較となるが、法人契約をお考えの場合は、サンライフ香港社での契約は困難だ。
それは何故なら、サンライフ香港社は香港と無関係の法人は受け入れてくれないという縛りがあるからだ。
つまりは日本法人での契約は難しいのだが、日本法人でこうした保険商品を契約したければ、昨日紹介したFubon Life社のProsperity Booster Whole Life Plan 5を選択した方が良いだろう。

リターンは同等なのだが、Fubon Lifeは法人契約も受け入れてくれていて、契約コストがCTF Life社よりも安い。
法人契約に関しては個人契約より多くの書類を提出する必要があるが、CTF Life社の場合は認証された翻訳業者を活用しなくてはならない縛りがあり、CTF Life社の契約はコストがその分高くなってしまう。
法人契約の場合は資産圧縮による損金算入や将来の役員退職金構築などに活用できるメリットがある。
損金算入する場合、どこかのタイミングで法人から代表取締役などの個人へ譲渡する必要があるが、Fubonの場合は契約1年後から譲渡可能なのに対し、CTF Life社の場合は2年経過後からとなっている。
Fubonで1年~2年の間に譲渡すれば、その分だけ資産圧縮率が高くなり損金算入できる金額が多くなるので、法人契約の場合はCTF Life社よりもメリットが生まれるのだ。
香港の貯蓄型保険商品は日本の保険会社では提供できないような利回りになっている。
だが、どの商品を選べば良いか悩む事だろうし、契約書類や契約スキームなど分からない事も多いはずだ。
タイトルに評判や口コミと書いたが、そうしたものが出回るほど情報が多い訳ではない。
なので、信頼置ける正規代理店を探し、話を聞いてみる事が一番だ。
香港の保険商品は香港の保険業を管理監督する「香港保険業監管局」に登録された会社が正規代理店となり、契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。
正規代理店はIndependent Financial Adviser=IFAとも呼ばれているが、日本には正規代理店は存在しない。
香港にある正規代理店に連絡する必要があるが、日本人スタッフがいるところもあり、日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところを選んでおけば問題ないだろう。
自分の考えや予算に対してどのような商品が合致するかなど、先ずは正規代理店に連絡連絡して相談してみてもらえればと思う。
CTF Life社、サンライフ香港社、Fubon社など多くの保険会社と提携している正規代理店を選べば、良い商品を案内してくれるはずだ。
個人契約の場合はサンライフ香港社との比較、法人契約の場合はFubon Life社の方が優位となってくるが、実際には正規代理店と話をしながら、どの商品をどのように契約するかを相談しながら決めていくべきである。
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