未登録送金額UP、最低預入金額Downとサービス向上したHSBChk

HSBC香港

ビジネスの基本は既存顧客の囲い込み。

新規顧客確保ばかりに目を向けると体力勝負になってしまうが、既存顧客に良質なサービスを提供し、ロイヤリティを高めることで、安定感のあるビジネスを行うことができる。

HSBC香港は新規顧客の受け入れハードルが上がっているが、既存客へのサービスはグレードアップしている。

送金額アップや最低預入金額がダウンしたHSBChk(HSBC香港)

HSBC香港の口座と言えば、英会話ができないと口座開設ができない、数百万円を超える多額の入金は断れるケースがあるなどと言った、一見すると良くないイメージの話が多い。

しかし、考えてみればこれも既存客へのサービスを守るための企業姿勢かもしれない。

英会話ができない人への対応が増えれば、口座を長く維持している顧客へのサービスが疎かになる可能性がある。

多額の入金を断るのは、マネーロンダリング対策と言われるが、それも銀行の健全性を維持する為と考えれば不思議な話ではない。

一方で、既存客には嬉しい話が多い。

◆未登録の送金額アップ

これまでは送金先の登録をすることなく送金できた金額はHKD50,000まで。

これも事前にインターネットバンキングで設定しておく必要がある。

それ以上の金額は、インターネットから所定のフォーマットをダウンロードして記入し、送付しなければならなかった。

しかし、つい先日からインターネットバンキングで設定できる額が一気にHKD400,000まで増えた。

これほどの額を送金することはあまりないと思うが、登録するだけならば無料なので、時間がある時にでも設定しておこう。

①ログオン > Maintain My Details > View and Set Transaction Limits で設定画面へ。

②Non-regitered Accounts – HSBC Internet Banking に400000と入力。
Your Maximum Daily Transfer Limit shared among all channels(HKD)の数字も400000と入力。
③下部にあるGoブタンをクリック。

HSBC香港未登録の送金額設定HKD400,000

④セキュリティデバイスで表示される数字を入力して設定完了。

◆最低預入金ダウン

この8月から「Personal Integrated Account (パーソナルインテグレーテッドアカウント)」の最低預入金額が引き下げられた。

Personal Integrated Account (パーソナルインテグレーテッドアカウント)とは、旧名Smart vantage(スマートバンテージ)のこと。

これまでのHKD10,000からHKD5,000となる。

最低預入金額を下回ると手数料が月額HKD60取られるが、そのハードルが下がった。

また、HSBC香港では年々セキュリティレベルが上がっている。

これも含めて、既存客を大事にするビジネスの基本を実践していると感じる。

新規口座開設のハードルは上がっているが、開設する価値が高い口座である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました