あまり知られていないと思うが、大阪商業大学にはアミューズメント産業研究所があり、そこではカジノについての研究がされている。
そこで教授を務める藤本光太郎氏は日本でのカジノ研究の第一人者と言われている。
日本でカジノを研究題材にしている研究所を持つ大学は大阪産業大学だけだろう。
研究の対象は、カジノでどうやったら勝てるか?だけではなく、社会や経済におけるカジノの役割が主だと思う。
カジノやギャンブルそのものについては、研究すればするほどやりたくなるなるそうだ。
そして研究には莫大のお金が掛かるとの事。
親、ディーラーがいる時点で、勝率が5割未満になるはずなので、長い目で見た時に勝てる勝負ではない。
だからこそ「ギャンブル」と言われる。
「確率」、短期間であればズレる可能性があるが、長期間で見れば確率で導かれた結果に落ち着く。
じゃんけんを続ければ、勝率は5割に落ちつくはずだ。
(クセや精神面は排除した結果)
さいころを振り続ければ、出目の確率はそれぞれ1/6 となるはずだ。
(サイコロのバランスがずれていない時)
例えばトランプの表か裏を当てるゲームがあり、その参加費を 2 とすると、確率は49:49 (親が2)
親への支払い分も考えると、勝率は49%(49:51)になる。
このゲームをやり続ければ勝てないのは明らか。
ギャンブルで勝てるのは「たまたま」である。
ギャンブルをやっている人は気付いていると思うが、やり続けるのはギャンブル依存症になっている事には気付いていない可能性がある。
藤本光太郎教授は、日本でのカジノ案については、カジノだけでなくその周辺にもお金が落ちるので賛成らしいが、ギャンブル依存症に陥る人が増えるのではないかと危惧もしていた。