オフショア金融商品は、商品を提供している金融会社から直接契約する訳ではなく、IFA(Independent Financial Adviser)を通して購入する事になる。
IFAかどうかを判断するポイントはどこにあるのだろうか?
香港やシンガポールの金融当局で登録されているかどうかを確認しよう!
IFAはIndependent Financial Adviserの略で、独立した金融のアドバイザーという事になる。
日本の生保レディのようにどこかの保険会社に紐付けされているのではなく、多くの保険会社や金融商品のプロバイダーと提携・契約しており、お客様にあった商品を紹介して、契約や事後サポートを受け持つ機関と言える。
その為、多くの保険会社・プロバイダーと提携しているIFAの方が、クライアントの意向に沿った商品をアドバイスできると言える。
また、日本の金融庁に登録していない商品の勧誘や営業は出来ないと金融商品取引法によって定められている。
オフショア金融商品は日本の金融庁には登録されていないので、日本の会社がオフショア金融商品の正規代理店にはなり得ない。
金融立国である香港やシンガポールが「オフショア地域」として有名であり、この香港やシンガポールにあるIFAを通してオフショア金融商品を契約しなければならないのである。
その香港やシンガポールにあるIFAが、現地金融当局で登録されているかどうかを確認する事がポイントとなる。
香港であれば通称SFCと呼ばれる「香港証券先物取引委員会(Securities & Futures Commission of Hong Kong)」やPIBAと呼ばれる「香港保険業協会(Professional Insurance Brokers Association)」へ加入していなければならない。
シンガポールであれば、MASと呼ばれる「シンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore)」に登録しているはずだ。
「弊社はIFA」「私はIFA」と名乗っている人がたくさんいるようだが、オフショア商品を扱っているのであれば、香港やシンガポールの金融当局に登録されていなければ本物のIFAとは言えないので、注意が必要だ。
IFAとの間に日本の会社や人を挟んで契約するケースもあるようだが、それらの会社・人はいなくなる事が多く、問題となる事も多い。
オフショア金融商品に興味があれば、正規代理店であるIFAに直接問い合わせて契約をしなければならないのである。
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