2012年8月10日にフレンズプロビデント(Friends Provident)が日本居住の日本人の新規受け入れを停止した。
8月になる度に、この事実を思い出す。
フレンズプロビデントの契約者は満期まで契約を頑張って継続した方が良いと思う。
それほど価値がある証券だと言える。
日本居住の日本人の新規契約を停止したものの、フレンズプロビデントは世界のあらゆるところで販売されている歴史ある金融商品である。
世界ではメジャーな商品であるフレンズプロビデントだが、日本人にとっては今後新規で契約することが困難なお宝金融商品となってしまったのである。
フレンズプロビデントの契約を継続するにはサポート力のあるIFAにお世話になる事が重要!
日本居住の日本人は、フレンズプロビデントの新規契約ができなくなったが、今でも契約している日本人はそれなりにいると思う。
積立商品の特性から10年以上は継続すべきと言え、25年契約をしている人も多かった。
その為、商品理解が深い人や投資・資産運用の異議を把握できている人ほど途中での解約はしない傾向にある。
フレンズプロビデントが日本市場から離れた後は、同じマン島籍のRL360°(旧名ロイヤルロンドン)やケイマン島籍・プエルトリコ籍のインベスターズトラスト(Investors Trust)などが台頭してきたが、積立投資を開始したのであれば、契約満期まで頑張って契約を継続してもらいたい。
少なくとも10年は継続すべきである。
こうした海外オフショア籍の積立投資商品は、日本人にとってはリスクの高い日本・日本円ではなく、海外で資産運用が出来る商品であり、日本にいながら海外の口座へクレジットカードを利用して資産を移転できる、とても優れたツールとなっている。
日本にいながら、自分のお金だけを海外に移すことは実は簡単なことではない。
数年前まではハンドキャリーといって、バックに多額の金額を入れて海外に手持ちし、銀行窓口で入金する人もいたが、今ではマネーロンダリング規制が厳しく、海外の銀行窓口でも簡単に入金に応じてくれない。
日本経済の状況や、国内銀行などの金融機関のサービスの悪さから、日本にお金を置いておきたくない、海外で資産を守りたいと考える人は多いはずだ。
しかし、その方法は簡単ではないのである。
運用成績以前に、こうしたメリットある商品を簡単に手放すべきではない。
フレンズプロビデントを契約している人はコツコツと資産を移転できていて、資産保全を行えているので、頑張って満期まで契約を継続した方が良いはずだ。
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フレンズプロビデントの契約維持はIFAのサポート力も必要!
マン島籍の金融商品であるフレンズプロビデントは海外の商品であることもあり、英語の書面が送られてきたりと、契約途中で何これ?と思うこともある。
こうした時に、しっかりとサポートしてくれるIFA(Independent Financial Advisor)=正規代理店が大きな存在となる。
特に英語力が乏しかったり、金融教育を受けいない我々日本人がフレンズプロビデントの契約を継続するには、IFAのサポート力が大きくモノを言う。
しかし、IFAで直接サポートを受けられない人もいるようだ。
IFAとの契約の間に紹介者や仲介会社が入っていて、その紹介者・仲介会社と連絡が取れないなどと悩みを持ち、このブログに相談してくる人も多い。
こうした事態を避けるべく、間に紹介者や仲介会社を挟むことなく、直接サポート力のあるIFAにお世話になって継続できる形を取るべきである。
十数年前に契約した商品であり、商品設計や契約の詳細を忘れてしまう事もあるだろう。
これは人間なので仕方ないが、こうした時に気軽に質問や相談に乗ってくれるIFAでなければ、長期契約を維持することなどできない。
また、久しぶりにIFAや紹介者・仲介会社と連絡を取ろうと思ったのだが、連絡自体が繋がらないケースもあったりする。
十数年も継続してサポートを行えるIFAや紹介者・仲介会社は稀なのだ。
逆に言えば、フレンズプロビデントを今でもサポートできるIFAはサポート力がある貴重な存在と言える。
サポート力、そして金融・法的部分の知識を有していて長きに亘り活動をしているIFAと繋がっていれば、長期契約を全うして大きなメリットを享受することができるはずだ。
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フレンズプロビデントのIFA=正規代理店の移管(変更)方法とは?
フレンズプロビデントのIFA=正規代理店は契約途中に移管(変更)することもできるので、紹介者・仲介会社と連絡が取れない!サポート力のあるIFAにお世話になりたい!という人は、IFAの移管を考えてもらいたい。
香港には200以上のIFAがあると言われており、フレンズプロビデントを扱っていて日本人を受け入れているIFAは20くらいあると言われていた。
しかし、今では片手で数えられるくらいのIFAしか日本居住の日本人を受け入れてはいないと思う。
フレンズプロビデントは日本居住の日本人の新規加入を停止して、移管で受け入れてくれるIFAも数少なくなっているものの、IFAの移管自体は合法的に行うことができる。
その方法は、新しくお世話になりたいIFAを見つけてきて、そのIFAにお願いして契約をするだけである。
現在契約中のIFAに話をする必要はないので、精神的負担は少ない。
日本人を受け入れているIFAであれば、日本語が話せるスタッフがいたり、日本人スタッフがいたりするはずなので、日本語でその旨をメールしてみればよい。
その対応で、ある程度のサポート力は見えてくるはずだ。
フレンズプロビデントだけでなくRL360°やインベスターズトラストなどオフショア金融商品の契約は、商品だけでなく、どのIFAを選択するかで将来が大きく変わってくるのである。
命の次に大事だと言われるお金、そのお金を守るために行動するかどうかは、あなたの判断に懸かっている。
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フレンズプロビデント満期後の戦略は?
フレンズプロビデントのIFA=正規代理店の移管を行う際には、解約後の戦略を練ってくれるIFAを選択すべきと言える。
基本的に、一旦海外に移転させて保全させた資産を日本に戻さない方が良い。
日本経済は右肩下がりで日本円の価値も下がっている。
そうした環境に資産を戻す事は、リスクの高い場所に資産をわざわざ置くようなものである。
もちろん、日本で生活費などが必要になったのであれば仕方ないが、そうでないなら、海外での次なる一歩を考えてみるべきだ。
そうした戦略を練ってくれるIFAを選定する事をお勧めしたい。
具体的な戦略としては、先ずWL型の商品であれば契約を維持する事も可能である。
積み立ては終了するものの、運用は継続できるようになっている。
CR型は継続ができないので自動解約となる。
WL型で満期で解約したい方も含めて、どのような対応を取れば良いのだろうか?
基本的には、HSBC香港などの海外銀行に一旦着金させる事になる。
その後、そのまま海外銀行に置いていても良いのだが、それだと資産は保全されるものの、資産価値の大きな見込めない。
積み立てにより大きくなった資産を一括投資商品などに運用するという手法が取れる。
例えば、サンライフ香港社が提供する貯蓄型保険商品であるサンジョイ・グローバル(Sun Joy Global)などが推奨できる。
サンジョイ・グローバルは利回り6~7%で複利運用されるので資産価値増大が見込めるのだが、それだけでなく、契約者や被保険者を何度も変更できるという日本の保険会社では行えないような特性を併せ持っていたりする。
契約者・被保険者を変更する事により資産承継が行えるのだが、証券は分割する事も出来るので、お子さんやお孫さんの人数に合わせて証券を分割して資産承継を行う事も出来るのだ。
このようなスキームは日本の保険会社の商品では考えられない。
解約後の戦略の一例として、HSBC香港やサンライフ香港の貯蓄性保険商品の活用を挙げてみたが、考え方や家族構成などにより戦略は異なってくると思う。
知識が広く深いIFAと繋がる事により、フレンズプロビデント解約後の戦略を考えられるので、そこまで見据えたIFAの選定を行ってもらうべきである。
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