日本人の加入率が比較的高かった香港の保険会社スタンダードライフ社(Standard Life)。
しかし、香港でのレギュレーションが変更になり、現在は加入者が増えていない。
新規でスタンダードライフを契約したと言う人の話を聞く事は無くなった。
積立などは良い商品なので、既に契約をしている方は頑張って継続して運用を続けるべきだが、その為にはIFAのサポートが欠かせない。
目次1.スタンダードライフ(Standard Life)社の会社概要 2.スタンダードライフ(Standard Life)社の積立投資の契約内容 3.スタンダードライフ(Standard Life)社の契約はサポート力の高いIFAを選択すべし! |
1.スタンダードライフ社(Standard Life)の会社概要
スタンダードライフ社の本社がある英国エディンバラとは?
スタンダードライフ社の本社があるのは英国のエディンバラ(Edinburgh)。
スコットランドではグラスゴーに次ぐ第2の都市で、政治の中心であり首都である。
スコットランドの政治の中心都市であるが、エディンバラの中心産業は金融となっている。
欧州ではロンドン・フランクフルトに次いで第3位、世界の中でも第6位の金融センターなのである。
スタンダードライフ社の会社規模や格付けは?
スタンダードライフ社の設立は1825年と200年近い歴史を持つ会社であり、運用資産額は約3,000億ポンド以上となっている。
歴史ある保険会社だが、世界中に約600万人の契約者がおり、従業員数は約5,000人とワールドワイドに展開する大きな会社なのだ。
また、英国株価指数の指標であるFTSE100採用銘柄にも入っている英国生命保険会社最大の金融グループである。
2006年にはロンドン株式市場に上場したが、その当時は世界第3位のIPO規模であった(時価総額100億米ドルで上場)。
格付けは、スタンダード&プアーズ社でA+、ムーディズ社でA1と客観的に高い評価を得ている保険会社となっている。
保険会社として信頼性が置ける会社と判断できるはずだ。
⇒ スタンダードライフの会社概要やエディンバラについての質問はこちらから。
2.スタンダードライフ社(Standard Life)の積立投資「Harvest 101」の契約内容とは?
スタンダードライフで契約している人の多くは、積立投資のHarvestシリーズで運用を行っていると思う。
(Harvest 101、Harvest Elite、Harvest Supreme、Harvest Wealth、etc)
ちなみにこのHarvestシリーズは、2014年に販売停止となっている。
⇒ 詳細はこちら!
販売停止となったものの、商品としては何ら問題ないので、既存契約者はそのまま継続して運用すれば良いのだが、IFAによっては経営に打撃を受けているはずで、サービスレベルが低下する可能性も否めない。
特に、スタンダードライフ社(Standard Life)をメインにしていたIFAにそのような事が起こり得る。
他に営業展開が出来なければ、IFAが会社を維持するのは困難となってしまうからだ。
IFAは契約後に移管(変更)も可能なので、もし、今契約しているIFAのサポートに不安を感じるのであれば、サポート力があるIFAに移管すれば良い。
IFAの移管は新規に契約したいIFAで手続きすれば良いだけで、今現在契約しているIFAに連絡する必要は一切ない。
なので、既契約IFAの事を気にする事はない。
移管先を見つけるのが困難であれば、問い合わせしてもらえればと思う。
さて、Harvestシリーズの中で、「Harvest 101」の商品内容についてまとめてみたい。
【契約条件】
◆契約可能年齢:18~75歳まで(最高満期80歳)、共有名義可能
◆積立可能契約期間:5〜25年
◆満期後の運用:可能
◆初期口座終了後、休止可能
◆一部引き出し可能
◆追加投資、減額可能
◆積立通貨:米ドル、ユーロ、香港ドル、英ポンド
◆積立金支払方法:クレジットカード(VISA、Master)、HSBC香港
◆死亡時の保証:時価総額の101%
【手数料構造】
◆初期口座手数料;初期口座資産に対して毎月0.5%(年6%)
◆信託手数料;貯蓄口座資産に対して毎月0.125%(年1.5%)
◆プラン手数料:USD7.5/月
海外積立・オフショア積立と呼ばれる商品の中で、とてもオーソドッグスな商品設計となっている。
商品概要や手数料について忘れてしまったと言う人は、もう一度IFAに確認をしてみよう。
商品概要や手数料について聞いたことがないという人は、しっかりと説明してくれるIFAを探して移管することをお勧めしたい。
⇒ ご質問等はこちらから。
スタンダードライフ社(Standard Life)の契約はサポート力の高いIFAを選択すべし!
スタンダードライフ社のようなオフショア金融商品を提供する保険会社との契約は、IFAを介して行う事になる。
金融商品のプロバイダー(保険会社)-IFA-クライアント(顧客) |
なので、スタンダードライフの契約の肝になるのはIFAとなってくるのだ!
IFAは商品契約時の事務手続きはもちろん、アフターサポートも請け負う会社となるので、契約終了までお世話になる会社である。
おそらく、友人・知人からの紹介や各所で行われている勉強会やセミナーでオフショア投資商品やIFAの存在を知った人が多いと思う。
そして、その購入ルートについても紹介してもらえることだろう。
だが、そのルートについては1つのIFAしか教えてもらえないのではないだろうか?
香港には200以上のIFAが存在し、日本人を受け入れているIFAも20社ほど存在すると言われている。
オフショア投資に興味を持って契約したいと思った時、どのIFAが自分にとって一番いいのかは自分自身で判断しなければならない。
友人・知人にとって相性の良いIFAであっても、万人にマッチする訳ではない。
また、インターネットの口コミや評判は、どれが正しいかの判断が難しい。
長期に亘りお世話になるIFAなので、他人の言われるがままに行動していたら後悔する可能性も大きい。
また、友人・知人やセミナーを介して契約すると、その人や勉強会やセミナー主催会社にサポートを丸投げしてしまうIFAもあったりする。
そうした個人や会社が契約満期までサポートを行ってくれるケースは稀で、どこかの段階で連絡が取れなくなってしまう事が本当に多い。
他人に丸投げせず、自社で責任持ってしっかりと満期までサポートをしてくれるIFAを選択しなくてはならない。
サポートを丸投げすると責任の所在も曖昧になってしまうし、無駄に時間やお金がかかる事が増えるので、多くの人を間に挟むべきではないのだ。
直接クライアントと向き合ってくれるIFAを選択すべし!
自分自身でIFAをチェックして、自分に合ったIFAを見つけるのが一番だが、そのようなIFAを見つけるのが難しければ私の方に質問してもらえればと思う。
香港には日本人を受け入れているIFAが20社ほどあると書いたが、自社で責任持ってサポートしてくれるIFAはとても少ないのが現状だ。
⇒ ご質問やご相談、IFA選定でお悩みの方はこちらから。
自分に合うIFAとは何なのか?
IFAの選択において運用実績も重要だが、それ以上に重要な事は長期に亘ってフォローをしてくれるサポート力があるかどうかを見極める事に尽きる。
人間なので、フォローの質においては性格的に合う・合わないも存在し、それによって生じるストレスはとても大きなものとなる。
積立投資にしても最終的には大きな金額となるわけで、自分に合わないIFAであれば、時価総額に比例してストレスも大きくなる。
逆に自分に合うIFAであれば、ストレスが軽減される事だろう。
尤も、サポートを丸投げにしているIFAであればストレスマックスになってしまうのだが…
日本人を受け入れているIFAは20社ほど。
今現在もスタンダードライフを取り扱っていて日本人を受け入れているIFAにターゲットを絞れば、5社にも満たないのではないだろうか?
もし、オフショア投資を行いたいのであれば、それらのIFA全てに問い合わせをするべきだ。
日本語で良いので定型文を作成して各IFAにメールするだけなので、思った以上に時間はかからないと思う。
日本語でのメールへの対応で、サービスレベルも分かることだろう。
反応が無いところや、紹介者は誰ですか?と聞いてくるようなところは論外だ。
日本人スタッフがいて、日本人の受け入れやサポート実績があるIFAであれば不安は解消される。
少ない金額を投資する訳ではないので、多くのIFAに問い合わせて、成績だけでなく自分にマッチしたIFAを見つけ出してもらいたい。
もちろん、一度決めたIFAを移管してはいけないというルールはない。
自分が契約しているIFAのサポートレベルが低いと思ったら、IFAを移管すればいいのである。
ただし、移管を繰り返していると、そのうちどこのIFAからも受け入れを拒まれてしまう。
もし、IFAの選定が難しかったり、サポート力があるIFAを紹介してほしいと言う要望があれば、お気軽にメッセージを頂ければと思う。
⇒ ご質問やご相談、IFAの選定でお悩みの方はこちらから。
コメント