ひと昔前と比較して、オフショア籍の海外積立投資商品は身近になったと思う。
それは、MLM(マルチレベルマーケティング≒ネットワークビジネス≒ねずみ講)のようなシステムで紹介している人(紹介させている代理店)があるからだが、もちろん、そうした流れで契約すべきではない。
正規代理店に直接連絡して直接サポートを受けられるようにしておく事が重要だ。
2022年にオフショア籍の海外積立投資商品で日本居住の日本人を受け入れているプロバイダーは?RL360,インベスターズトラスト,ドミニオンキャピタルetc
日本居住の日本人を受け入れているオフショア籍の海外積立投資商品のプロバイダー(商品提供会社、保険会社)としては、RL360°(旧名ロイヤルロンドン)やインベスターズトラスト(Investors Trust Assurance SPC)が有名だ。
毎月一定額を積み立てていき、ファンドを買い付けていくプランがメインであり、短期ではなく10年以上の中長期スパンで資産形成を行える商品が提供されている。
日本にいながら海外に資産移転ができるので、日本円リスクを回避させる為に資産逃避・資産保全が行える点も魅力と言える。
これらの商品はファンド運用になるのでマイナスになるリスクもあるが、短期ではなく中長期の視点でリターンを目指すべきプランと言える。
インベスターズトラストには10年で100%、15年で140%、20年で160%の元本が確保された商品もあり日本人に人気になっているようだが、この商品を契約する際には元本がなぜ確保されるのかの理由を一つのリスクとして把握しておく必要がある。
RL360°とインベスターズトラストが日本居住の日本人が契約できるオフショア籍の海外積立投資商品の2大巨頭と言えるが、メティスグローバルリミテッド(Metis Global Limited)やコーンヒル(Cornhill Management Group)、プレミアトラスト(Premier Trust Global)などの名前を聞いた事がある人もいると思う。
メティスグローバルリミテッドやコーンヒルはどちらも1社のIFA(Independent Financial Adviser)でしか取り扱いのない商品である。
IFAは正規代理店であるが、1社紐付きの商品を敢えて選ぶ理由がなく、何かあった時にIFAの変更もできないデメリットもある。
1社紐付きなので、こうしたIFAに繋がっている紹介者はその商品を躍起になって案内をしてくると思うが、1社紐付きの商品を選択すべきとは思えない。
また、プレミアトラストは関連する医療保険会社の破綻により管財人の管理下に置かれている。
経営状況を考えると、プレミアトラストも選択すべきではないと言える。
RL360°とインベスターズトラストが2大巨頭であるが、昨年頃からドミニオンキャピタルストラテジー(Dominion Capital Strategies)の話もよく聞くようになってきた。
ドミニオンキャピタルストラテジー社(Dominion Capital Strategies)は2017年にガーンジー島で設立された新しい会社である。
アジア市場への展開も2020年からスタートしていて、正に新興企業である。
後発であるドミニオンキャピタルストラテジーだが、他社にはないスキームを持った商品がある。
それは、保有しているファンド価値の80%が保護されるようになっていて、一旦80%で保護された数値は、そのファンド価格が下がってしまっても維持されるのが特徴となっている。
つまりは保護される価格が切り上がっていくのである。
他社にはないこうしたスキームに興味を持つ人が増えていくかどうか、今後に注目である。
オフショア籍の海外積立投資商品に興味があり契約を考えているのであれば、いつも言う通り、海外の正規代理店に直接連絡して、自分がどの商品が合致しているかの説明を聞いてから契約すべきである。
また、その正規代理店で直接サポートを受けられるかどうかも確認しておかなくてはならない。
巷にいる紹介者と言われる人たちは知識が浅い事が多く、とある商品しか知らない事がほとんどだ。
また、そうした紹介者を介して契約すると、その紹介者がアフターサポートを請け負う事になるが、いつまでサポートをしてくれるかも分からない。
実際、契約後に紹介者と連絡が取れなくなり、悩んでしまう人も少なくない。
そうした人は「オフショア投資難民」と呼ばれているが、そんな人が増えないように願うばかりである。
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