昨日は日本居住の日本人を受け入れている海外オフショアの生命保険商品の最新情報(2022年1月版)について解説をした。
本日は生命保険の機能が付いていない貯蓄型商品についてまとめてみたい。
日本居住の日本人が契約できる海外オフショアの貯蓄型保険商品はサンライフ香港のVictoryやFTLifeのRegent Premier2!
海外には日本とは比較にならない程の利回りの生命保険があると耳にしたものの、生命保険には興味がないという人がいる事だろう。
また、保険業法186条を考慮して生命保険の契約を避ける人もいる。
そうした人が契約しているのが生命保険の機能が付いていない貯蓄型の保険商品である。
そして、契約可能な海外の貯蓄型保険商品として、サンライフ香港(Sun Life Hong Kong)社のヴィトクリー(Victory)やFTLife社のリージェントプレミア2(Regent Premier2)等が挙げられる。
(*2024年、FTLifeはCTF Lifeに社名変更した。)
各々の時価総額(解約返戻金)のシミュレーション例は以下のようになる。
↓サンライフ香港ヴィクトリーのシミュレーション例↓
↓FTLife社Regent Premier 2のシミュレーション例↓
どちらが良いのだろうか?
どちらの商品も貯蓄型となっているが、運用方式がやや異なっている。
具体的な運用比率を見てみると以下の表のようになっている。
FIXED INCOME (債券など) |
NO FIXED INCOME (株式など) |
|
Victory | 25~80% | 20~75% |
Regent Premier 2 | 25~50% | 50~75% |
FTLife社のリージェントプレミア2と比較して、サンライフ香港社のVictoryの方が債券・株式の割合を自由度高く変更できる設計となっている事が分かる。
つまりは、サンライフ香港社のヴィクトリーは積極運用を行いつつ、相場に合わせて安定的なポートフォリオにも切り替える事も可能だ。
先にお見せしたシミュレーションを見ると、FTLife社のリージェントプレミア2の方が数字が大きくなっていくようにみえるが、株式割合が多めなので実際にシミュレーションのようにいくかどうかは分かり辛い。
一方、サンライフ香港社のヴィクトリーの場合は相場に合わせて債券比率を高める事ができるので、比較をすれば安定感があると言える。
サンライフ香港社ヴィクトリーの契約満期は被保険者120歳、FTLife社のリージェントプレミア2は被保険者128歳までとなっているが、どちらも契約者・被保険者の変更が何度でも可能で、その度に満期はその被保険者が120歳 or 128歳になるまで伸びていくので、永遠に証券を承継していく事が可能である。
資産を増やしながら守る事もできる、永久的な資産承継商品と言える。
サンライフ香港社のヴィクトリー or FTLife社のリージェントプレミア2、どちらを選ぶかは好みであるが、こうした商品に興味があれば、正規代理店に直接連絡して最新のシミュレーションを基に相談してもらえればと思う。
どちらも香港の金融商品なので、正規代理店は日本には存在せず、香港の会社となる。
香港の保険商品を管理監督している香港保険業監管局(Hong Kong Insurance Authority)に登録されている会社が正規代理店となるが、その中から日本人スタッフがいて、日本人の受け入れやサポート実績が豊富な会社を選ばなくてはならない。
サンライフ香港社のヴィクトリーにしても、FTLife社のリージェントプレミア2にしても、長期契約商品になるので、満期まで自社でしっかりとアフターサポートしてくれる正規代理店を選定する事が重要なポイントとなってくる。
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