メティス グローバル リミテッドの評価や評判・口コミは?契約をお勧めできるオフショア籍の海外積立商品と言えるのか?

オフショア

メティス グローバル リミテッド(Metis Global Limited)に関する質問を受ける事が多い。

セミナーや勉強会などで話している人や会社がいるのか?もしくは紹介している人がいるのか?その背景は分からないが、商品概要が曲がって伝えられている事も多いようだ。

私としては、他に契約できる海外積立・オフショア積立商品がある中で、わざわざメティスグローバルリミテッドを選択する理由がないので、契約する事は特にお勧めしていない。

オフショア投資の契約は直接IFAに連絡して行う原則に従うと・・・

質問の多くはメティス グローバル リミテッド(Metis Global Limited)が提供する積立型投資商品インテリジェンス(Intelligence)に関する事である。

あまり見聞きしない商品なので、「詐欺ではないですか?」と質問してくる人もいるが、しっかりと香港に登録されており、詐欺商品ではない。

しかし、困ったことに、その商品内容を飛躍して伝えてしまっている人が多いようだ。

◆元本保証
◆数年後から配当20%
◆3年後に積立停止しても年5~8%を維持
◆30年契約しかできない
etc

↑これらは全て間違っている。

メティス グローバル リミテッド(Metis Global Limited)のインテリジェンス(Intelligence)は、毎月積み立てた金額で複数のファンドを購入していき、そのファンドで運用が行われるファンド・オブ・ファンズ型の積立金融商品である。

ファンド価格によって時価総額が変動する商品であり、元本が保証されている事はなく、配当が出る訳でもない。

また、途中で積立停止や一部引き出しすると手数料割合が高くなり、利回りは期待出来なくなっていくので、よほど資金に困っていなければ途中で積立停止や引き出しをすべきではない。

30年契約で3年だけ積み立てた後に積立を停止していたら、30年後にはほとんどお金は残っていないだろう。

手数料の為に3年積み立てただけになってしまう。

このように間違った説明をする人はこの商品に限らず存在するのだが、そうした情報の屈曲を避ける為に、正規代理店であるIFA(Independent Financial Adviser)に直接連絡を取って、商品概要を直接説明してもらい契約をしなくてはならない。

IFAは事後サポートも受け持つ会社であるので、IFAの選択はとても重要になってくる。

間違っても日本にいる紹介者や会社経由で契約してはならない。

そうしたルートで契約すると、その人たちがアフターサポートを受け持つ事になるケースがほとんどだが、長期契約の満期までサポートをしてくれる可能性はとても低い。

酷いケースだと、契約後数年で連絡が取れなくなってしまうのだ。

サポートが受けられない「オフショア投資難民」になってしまったら、不安しか残らない。

責任の所在も曖昧になったり、無駄なコストがかかる事もあるので、契約はシンプルに直接IFAに連絡して行えばよい。

海外オフショア金融商品は、海外にあるIFAと呼ばれる正規代理店に直接連絡をして、直接サポートを受けられる体制にしておく事が重要だ。

そもそも、日本の金融庁に登録されていない金融商品なので、法的観点からも日本にいる個人や法人は勧誘や営業できなくなっている。

日本でメティスグローバルリミテッドの勧誘や営業をしている人や会社があるのなら、それは違法行為なので要注意!

法律を把握していない人に近付いてはならない。

販売側が規制されているだけで、自ら海外にある正規代理店に連絡して契約する事は合法化されているので、合法的な契約方法という意味でも自らIFAに連絡をしなくはならないのだ。

ところが、メティス グローバル リミテッドを取り扱っているIFAは1社しか存在していない。

1社しかないというより、そのIFAの為に設立された会社なのでは?と思ってしまう。

事実、とあるファンドを中心にポートフォリオが組まれるようだ。

また、IFAが1社しかないので、もしもそのIFAに何かあった時に逃げる手段が存在しない。

なので、私としてはそもそもメティス グローバル リミテッドの契約はお勧めしていない。

IFAは事後サポートを受け持つ機関でもあるが、IFAが1社しかないので、相性が合わなかったりした際にもIFAの変更ができないのだ。

メティスグローバルリミテッド以外にも海外積立・オフショア積立と呼ばれる金融商品は存在する。

多くのIFAで取り扱いがあり、メティスグローバルリミテッドと似たような商品体系の商品もあるので、そちらを選択すべきなのである。

多くのIFAで取り扱いがあるという事は、それだけ信頼性が高いと言える。

更に言えば、メティスグローバルリミテッドは信託会社であるが、海外の保険会社が提供する積立商品もある。

信託会社よりも保険会社の方が会社の安定性は良いと考えられるので、そうした点から考えても、敢えてメティスグローバルリミテッドを選択する理由が見当たらない。

オフショア金融商品のプロバイダーで保険会社と信託会社、選択するならどっち?
オフショア金融商品のプロバイダーは保険会社であるケースと信託会社であるケースがあるが、お勧めは保険会社の商品。自分がどの商品が合っているか分からないのであれば、多くの保険会社と提携しているIFAに相談してみれば良い。

メティスグローバルリミテッドに決め打ちせず、日本人の受け入れ実績やサポート経験が豊富なIFAで、自分に合った金融商品を案内してもらえば良いと思う。

積立だけでなく、一括や年払いの商品もあるのだ。

以上のような理由から、他にも契約できるオフショア籍の海外積立投資商品がある中で、無理にメティス グローバル リミテッド(Metis Global Limited)のインテリジェンス(Intelligence)を契約する必要はないと私は考えている。

☆お問い合わせやご質問、メティスグローバルリミテッド以外のオフショア籍の金融商品についてのご相談等はこちらから。

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