会社勤めしている人は、「ABC運動」というスローガンを聞いたことがあると思う。
A(当たりまえのことを)B(バカにせず)C(ちゃんとやる)運動。
職場に限ったスローガンではない。
凡事徹底でHSBC香港の口座は凍結されない
ABC運動は、ゴロが良いこともあって会社のスローガンとして利用されている。
しかし、「当たり前のことをバカにせずちゃんとやる」ことは、小さいころからあらゆる場面で指導されてきたことではないだろうか?
勉強しかり、日常生活しかり。
四字熟語にすると「凡事徹底」。
平凡で当たり前のことを徹底して行うことを意味するが、基礎・基本を継続して実行することの重要性を説いた四字熟語である。
HSBC香港の口座を凍結される人がいるが、実は当たり前のことをやっていないからだと思う。
口座が凍結する前には、何らかの警告がある。
2015年1月1日からは、新型セキュリティデバイスを登録していないとインターネットバンキングにログオンできなくなった。
実際、今年になってログオンできなくなった人がいるが、新型セキュリティデバイスが届いて、何も感じなかったか、もしくは後回しにした結果である。
セキュリティデバイスが届いたらアクション(アクディベーション)を起こすのは当たり前のことで、後でいいやとバカにせず、すぐにちゃんと行動しておけばいいだけの話である。
文面が英語であるから普通のことと思わないかもしれないが、日本語であったらと考えれば、普通のアクションだろう。
日本の銀行からセキュリティデバイスが届いたら?とイメージしてほしい。
アクティベーションすることが答えとはわからなかったとしても、これは何だ?と質問するなり調べるなり、何だかのアクションを起こしているはずだ。
好奇心や危機感を持っていれば何らかの行動を起こすと思う。
「後回しにする」という行動が一番の問題だ。
後回しにするのは、当たり前の行動ではなく、バカにしている部分があって、ちゃんとした行動ではない。
ABC運動や凡事徹底、面白くないことの積み重ねである。
しかし、基礎・基本を継続することにより大きな成果を産み出すベースとなる。
年々口座開設が難しくなっているHSBC香港、口座を維持することで将来はお宝口座となるかもしれない。
オフショア積立投資にも同じことが言えるはずだ。
積立期間中は淡々と積み立てていくだけだが、継続することで将来の資産価値は変わってくるだろう。
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