昨日、HSBC香港が破綻する確率よりも日本が国家破綻する確率が高いと言う記事を書いた。
S&Pグローバル・レーティング(スタンダード&プアーズ)の格付けを見ても、その理由を語ることができる。
スタンダード&プアーズによれば、HSBChkの格付けよりも日本の格付けのが低い!
2016年12月にスタンダード&プアーズが発表した自国通貨の格付けは、日本がA+に対して香港は最高評価のAAAである。
AAAの評価を受けている国は世界で12ヶ国しかなく、香港は日本から一番近いオフショア・タックスヘイブンであるので、日本人にも活用しやすい。
一方の日本の評価は、ご存知のように徐々に低下している。
増加し続ける赤字国債、人口問題などを考えれば、今後も格付けが上昇することは考え辛い。
香港と日本、どちらが経済が安定しているかと言えば香港であると客観的に評価されており、どちらに大事な資産を置いておけばいいかと言えば、香港である事は明確である。
そんな香港にあるHSBC香港は、スタンダード&プアーズからAA-の長期格付けの評価を受けている。
国と一企業を同じ土俵で比較できるかという議論はあるかと思うが、ここでの論点は破綻リスク。
スタンダード&プアーズの評価は破綻リスクの指標ともなる。
HSBC香港よりも評価が低い日本国の方が、破綻する可能性は高いのだ。
日本から香港への飛行時間は4~5時間。
今ではLCCも充実しており、とても気軽に香港に行くことができる。
日本の経済や金融状況が気になっているのなら、金融立国香港の活用を真剣に考えた方が良い。
HSBC香港は徐々に口座開設が難しくなっているが、これも顧客を選んで会社をより安定化させる為の方針と言える。
HSBC香港の口座開設、可能な時に作ってしまうのが鉄則だ。
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