オフショア金融商品や保険商品の購入を考えて色々と調べていると、「IFA」という言葉が出てくる。
IFAとは、「Independent Financial Advisor」の略であるが、販売時や事後のサポートを担当する組織であり、このIFAの選択がオフショア投資の成功のカギを握っているといっても過言ではない。
オフショア投資のプロバイダーはシステムを提供!IFAはサポートを提供!
RL360°(旧名ロイヤルロンドン360°)やInvestors Trust Assurance SPC (ITA、インベスターズトラスト) などが提供するオフショア金融投資商品やサンライフ香港やCTF Lifeが提供する保険商品に興味があっとしても、これらの保険会社と直接契約をする事はできない。
契約はIFAと呼ばれる正規代理店を通じて行う「製販分離方式」が採用されているからだ。
イメージとしては製薬業界と似ている。
製薬メーカーが直接個人に薬を売ることはなく、薬局を通じて購入することになるが、オフショア投資の世界に当てはめて考えてみると、製薬メーカーがRL360°やITA、サンライフ香港やCTF Lifeなどの保険会社であり、薬局がIFAとなる。
IFAがお客さんの希望や資産状況をヒヤリングし、お客さんにあった商品を案内するといった仕組みだ。
投資自体はRL360°やITA、サンライフ香港やCTF Lifeなどが提供する商品で行う事になるが、契約後のサポートもIFAが行うので、同じ商品を契約してもIFAによってサービスが異なるのだ。
RL360°やITAは商品というシステムを提供しているだけで、サービスはIFAが請け負うので、商品プロバイダーよりもIFAによって差が生じてくる。
また、海外の商品であるが故にサービスが受けられなければ困る事も多く出てくる。
例えば満期や途中解約でお金を引き出したいと思った時に、しっかりとサポートしてくれるIFAであればスムーズに事が運ぶが、サポート力が悪いIFAであれば引き出しが困難になる。
オフショア投資を契約している人でも、自分がどのIFAと契約しているか把握していない人も多い。
その多くがIFAとの間に紹介者などを挟んでいるケースであり、その紹介者と連絡が取れなくなっているからだ。
オフショア投資で成功したければ、サポート力があるIFAと直接契約しなければならないという理由はここにある。
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お勧めのIFA・お勧めできないIFAとは?
オフショア金融商品や保険商品を契約していながら、自分がどのIFAと契約しているか把握していない人も多いと書いたが、それは、紹介者や仲介会社と言った邪魔な存在が間に入っているからである。
オフショア金融商品や保険商品を知るきっかけが、友人や知人からの紹介であったり、どこかの誰かが開催するセミナーや勉強会である事が多いが、本来、そうした人たちは契約に関わる事ができない。
金融商品取引法によって、日本国内で登録されていない商品の勧誘や営業は禁止されているからだ。
これはFPだろうが、投資助言代理業であろうが同様である。
金融商品取引法は販売側を規制した法律であり、購入者が直接海外にあるIFAに連絡をして契約する事は法に触れない。
紹介者などが間に入り契約する事で、一見手厚いサポートをしてくれそうに感じてしまうかもしれないが、どこかの段階で連絡が取れなくなることが多い。
契約すれば紹介料などが入ってくるのだろうが、その逆にお金にならないサポートなどを請け負いたいと思っていないからだ。
契約時だけ優しい顔をして接し、その後は知らんぷりという紹介者が多いのだ。
そうなると、サポートが受けられなくなり、契約を継続する事が困難になってしまう。
IFAを知っていればそのIFAに連絡すれば良いのだろうが、こうした形で契約していると、IFAを教えてもらえないケースが多いのだ。
IFAを教えてもらっていたとしても、IFAも紹介者などにサポートを依頼しているので、紹介者に聞いてくださいと言われてしまう事だろう。
IFAも紹介者も責任感が全くなく、問題が生じた時に責任の所在が曖昧になってしまう。
自社で直接クライアントと接しないIFAを選ぶべきではないし、法的にも問題となるような紹介者を通して契約すべきでもない。
IFAの中にはネットワークビジネスやマルチレベルマーケティングのような体制にして紹介者に業務を丸投げしているところがあるのだが、ネットワークビジネスやマルチレベルマーケティングのような階層で契約したいと思う人がいるのだろうか?
それでも良いと言うならどうぞ!と思うが、ネットワークビジネスやマルチレベルマーケティングのような流れの中にいる紹介者は情報が又聞きになっているので、知識が薄く狭い。
商品概要を誤って理解してしまうケースもあり、自分には合致しない商品を勧められる事も多々ある。
紹介者は何とか契約してもらおうと話を盛った営業トークをする事もある。
結果として、契約してから数年後に、自分には合っていない商品だったと後悔する人もいたりする。
また、自分に合致した商品だったとしても、紹介者はサポート知識も薄いので、逃げずにサポートをしてくれたとしても、杜撰なサポートにガッカリしてしまう事だろう。
薬を買う時に法に触れた薬局は利用したくないはずだ。
友人や知人に言われるがままの薬を販売してくる薬局は利用したくないはずだ。
薬を購入した後に質問をしたのに、無視される薬局は利用したくないはずだ。
IFAも同様である。
お勧めすべきはその逆で、責任持ってお客と接してくれるIFAとなる。
金融知識やサポート力に長けていて、実績豊富なIFAであれば、契約時だけでなく契約後も安心できる。
契約する事は目的ではなく手段であるはずで、出口戦略まで含めて戦略を練ってくれるIFAである事も重要だ。
途中解約することもあるだろうが、海外で蓄えられた資産をどのように次のステップで活用していくかを考えてくれるIFAであれば、お子さんやお孫さんの代まで含めて有難いはずだ。
資産移転、資産保全、資産価値向上、資産承継etc、知識力があるIFAを選ぶべきである。
また、多くの保険会社と提携しているIFAであれば、選択できる商品が増えるので戦略の幅が広がってくる。
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IFAである証明とは?
さて、IFAとはどういった資格を持って活動している人や会社を指すのだろうか?
それは、現地の保険当局や金融庁に登録されているかどうかとなる。
例えば香港なら、保険業を管理監督するのは政府直轄の”Hong Kong Insurance Authority“であり、金融庁として”Securities & Futures Commission of Hong Kong“に登録されている事を確認する必要がある。
もちろん、海外の金融商品や保険商品のIFAなので、日本国内にそのIFAは存在しない。
海外のIFAに連絡をする事になるが、日本人スタッフが在籍しているIFAもある。
日本人スタッフがいて、日本人に対する契約やサポート実績が豊富なところであれば、契約時だけでなく契約後も含めて安心できるはずだ。
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