オフショア投資商品を見ていると、”Savings Plan(セービングプラン)”と”Annuity(アニュイティ)”という単語が出てくる事に気付く。
この2つの相違点はどこにあるのだろうか?
貯蓄性商品のSavings Planと養老年金のAnnuity!
2010年頃からオフショア投資商品が日本人の間でも人気となっていったが、日本人が最も契約している商品はSavings Planだと思う。
Friends Provident(フレンズプロビデント)やRL360°(アールエルスリーシックスティ)、Invetors Trust(インベスターズトラスト)が提供している積立投資商品はSavings Planに当たる。
Savings Planは貯蓄型商品となっている。
約200種類のファンドから10種類までを選択して運用を行っていくので、ファンドで運用・貯蓄していく。
ファンド選択は自分で行う事ができるが、正規代理店であるIFAに一任する事も可能だ。
一方のAnnuityは年金保険・養老保険の位置付けとなる。
年金を英訳すると”pension(ペンション)”という言葉が出てくるが、このpensionは定年退職後にもらう公的年金のイメージに近い。
対してAnnuityは民間の保険会社が提供している商品で、60歳や65歳と支給年齢が固定化されている訳ではなく、契約から数年後に支給開始など幅広い商品が提供されている。
香港のSun Life社が提供しているSun Diamond Income PlanやFlexi Retire Annuity Planなどが有名だ。
契約6年後から支給される商品もあり、若いうちに加入して、若い時に支給してもらう事も可能となっている。
Savings Planはファンド運用での貯蓄性商品なので、大きなリターンも望めるが、その分リスクも大きくなっている。
Annuityの場合、保険会社が運用するのであるが、債券など安定商品が多く組み込まれている事が一般的で、年利4%程度となっている事が多い。
(2022年の世界的な金利上昇により、利回り6~7%で運用される商品も出ている!)
破綻している日本の年金制度、危機感を持っていながら行動しなければ、先々痛い目に遭ってしまう。
海外の人たちが普通に活用しているSavings PlanやAnnuityで日本人が契約可能な商品があるが、こうした商品、いつまで日本人を受け入れてくれるかは全く分からないので、行動は早めにした方が良いだろう。
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