長期投資をしているのに、弱気相場になると簡単に心が折れてしまって狼狽売りしたり、積立投資商品を解約したがる人がいる。
弱気相場こそがチャンスであると心得ておかなくてはならない。
強気相場と弱気相場、円安と円高、見方を変えればプラスになれる!
資産運用・投資の世界で大きな利益を得ていくには、天底を掴んで安く買って高く売れば良い。
だが、それはとてつもなく難しい事である。
それが出来れば誰も苦労しないが、そうした事が分かるのは極一部の天才だけだろう。
否、天才ではなく変態だと思う。
多くの人がそうした投資手法を得ようとして、知らず知らずのうちに投機=ギャンブルに嵌ってしまう。
また、相場が下がってくると狼狽売りをしてしまい、損失ばかりが増えていく人も少なくない。
そうした事を避ける為に行える手法が長期投資である。
更に言えば、長期での積立投資であれば購入単価を平準化させる事ができ、ドルコスト平均法でその平均値を下げてやる事も可能。
こうした仕組みが分かっていれば、下落相場になっても落ち着いていられる。
下落相場の時は取得価格が下がるので、そのぶん多く購入する事ができ、チャンスとなってくるのだ。
米国生まれの英国人投資家であるサー・ジョン・マークス・テンプルトンは、「長期投資を本気でするつもりなら、弱気相場が稼ぎ時と考えるべきだ!」と語っているが、正にその通り。
長期投資を始めたのであれば、最後までコツコツとやり続ける事が成功へと続く方法であり、強気相場であろうと弱気相場であろうと余計な事を考える必要は何もない。
何も考える事無く、将来的に資産が増えていくと考えれば、喜ばしい手法と言えるはずだ。
ものの見方は角度を変えれば全く異なってくる。
海外の長期積立投資商品を契約している人で、
・円安になれば、拠出額が増えると嘆く人がいる。
・円高になれば、日本円での資産価値(時価総額)が減ると嘆く人がいる。
・相場が下がっていくと、資産価値(時価総額)が減ると嘆く人がいる。
(相場が上がっている時に嘆く人はあまりいないが、購入できるファンド数は減るというデメリットがある。)
こうした嘆きは見方を変えれば全く違う視点でメリットとなってくる。
・円安になれば、日本円での資産価値(時価総額)が増える。
・円高になれば、毎月の拠出額を安く抑える事ができる。
・相場が下がっていくと、購入できるファンド数が増える。
・相場が上がっていけば資産価値(時価総額)が増える。
ネガティブに考える人は何でもネガティブに考えてしまうのだろうが、あまりにネガティブすぎる人はどんな手法であっても投資・資産運用には向いていないと思う。
ネガティブシンキングな人はいつでもどこでも投資状況が気になってしまい、仕事や私生活に影響が出てしまうはずだから投資・資産運用を止めておいた方が良いだろう。。
投資をするにはリスクを受け入れなければならないと言われる。
長期投資の場合、こうした見方が把握できていればどんな状況でも落ち着いて行動できるので、リスクを許容できていると言えるだろう。
また、長期投資は満期まで継続する事が最重要ポイントであるが、途中でやめる事が一番のデメリットである事を認識しておかなければならない。
その為には長期投資を継続できるだけの環境が必要となってくる。
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