“Why Japanese People!?”のフレーズでお馴染みのアメリカ合衆国出身お笑いタレントである厚切りジェイソン氏。
IT企業の役員も務めているようだが、投資家としての顔も持つ。
そんな厚切りジェイソン氏は東京都の豊島岡女子学園高校で「家庭基礎特別講義」を行ったようだ。
厚切りジェイソン氏の投資に対する名言「長期的に積み立てていくことをお勧めします。」
2022年から高校の家庭科の授業で資産形成を教える事が盛り込まれているが、現場の先生も困っている事だろう。
資産形成に興味が無かったり、資産形成に疎い家庭科の先生も多いはずだ。
そんな時に著名な方が来校してくれて授業を行えば、生徒の資産形成に対する興味は増していくかもしれない。
だが、特別講師を呼ぶにはお金が必要なので、お金のある私立の学校しか実現できない話かもしれない。
また、その特別講師が偏った話をしてしまえば、それはそれで間違った知識を植え付ける結果となる。
厚切りジェイソン氏の講義はどうだったのかなと思い、内容をまとめられたコンテンツを見たところ、良い事を言っている部分もあるなと感じた。
⇒ 厚切りジェイソン、女子高生に“投資”を熱弁 「歯磨きのようなもの」の真意とは
特に以下の部分。
女子生徒から「最近、円安になっていますが、円安円高それぞれでどのような投資をしたらいいのか教えていただきたいです」との質問が上がると、ジェイソンは「20年30年ぶりの円安になってますね。ただ、リーマンショックだったりとか戦争だったりとかいつも不安な何かがあるんですよ。世界が終わりそうになったしても、少しずつコツコツと長期的に積み立てていくことをお勧めします。時事ネタにいちいち反応して今までのやり方を覆すのが損をするやり方。投資は歯磨きのようなものです。将来虫歯にならないようにしょうがなく日々やっている。地味です。ギャンブルにならないように計画通りやっていくのがおすすめです」と自身の意見を織り交ぜながら、丁寧に答えていた。
コツコツと長期に積み立てると、相場が弱い時は多くのファンドを購入できるメリットもある。
また、不安に打ち勝つ為に長期積み立て投資は有効と言えるが、日本の場合は経済状況、人口減少・少子高齢化問題、日本円リスクなど常に不安が付きまとう。
日本特有の不安に対応する為には、ドル建ての金融商品を選択する事も重要となってくる。
コツコツと投資するのは大事だが、あまりに少額すぎる金額でコツコツと投資しても資産は増えにくく、円安やインフレのスピードに追い付かないので、それなりの金額を投資しなければ意味がない事もお伝えしておきたい。
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少しずつコツコツと長期的に積み立てていける手法や商品とは?
厚切りジェイソン氏が推奨する「少しずつコツコツと長期的に積み立てていく」やり方、具体的にはどのようなプランがあるのだろうか?
日本人が真っ先に思い付くのは新NISAでの積立(つみたて投資枠)かなと思う。
日本政府肝いりの政策(!?)で推奨している新NISAで株式や投資信託の購入をしている人もたくさんいるようだが、その中の制度の一つにつみたて投資枠がある。
こうした口座を活用してコツコツと積み立てていく事を厚切りジェイソン氏は勧めているのだろう。
だが、私は新NISAでの積立投資を推奨はしていない。
と言うより、新NISAそのものを推奨していない。
と言うより、日本国内での資産運用そのものを推奨していない。
「いつも不安な何かがある」と厚切りジェイソン氏も語っているが、どこかにある不安=リスクを回避するようなやり方を選択しなくてはならない。
積立投資は時間軸をずらす事によりリスクを分散させる事ができるのだが、もっとリスクは分散させなくてはならない。
このコンテンツを読んでいる多くの日本人は日本に居住してると思う。
日本に住み、日本で収入を得て、日本で生活している人が日本で日本円をベースにして運用しているのであれば、日本にリスクを重ねているようなものだ。
日本は大丈夫でしょ?と考えている平和ボケした日本人はとても多いと思うが、どれだけの日本人が日本政府を信じているのだろうか?
日本政府を見ていれば日本国民は使われているだけで、日本国民の事を本当に考えてくれるとは思えない事だろう。
何とか日本国・政府を維持するのに必死なだけで全ての政策は延命としか感じない。
その延命の為に日本国民は使われてしまっているのが現状だ。
日本政府が新NISAを必死になって推奨しているのも、日本円が海外に出ていくのを恐れているからだと予想できる。
だが、こうした日本を世界も冷静に見ていて、実際にはコロナ禍後半からは円安へとシフトしている。
それだけ日本円は世界的に人気が無くなっており、日本円中心の資産運用をしているとリスクが高まるばかりなのである。
こうしたリスクは日本円リスクと呼ばれていたりする。
なので、日本から資産を海外に移転させつつ資産運用を行う、国際分散投資をする事が重要となってくる。
これを積立と組み合わせた国際分散積立投資を行えばリスクを大きく低減させる事ができる。
国際投資により場所を分散させ、積立投資により時間を分散させられるのだ。
更にファンドを株式 or 債券 or コモディティと複数選んでいけば投資先そのものも分散できる。
こうした手法をどのように行えるかと言えば、日本国内では難しい。
新NISAにしろ日本国内の保険会社等が提供する商品にしろ、日本国内から資産を海外に移転させる事ができないので国際投資ができないからだ。
だが、海外の保険会社が提供する積立投資商品であれば可能となる。
日本居住の日本人を受け入れている海外の保険会社は数少ないのだが、数社あったりする。
そうした保険会社は金融で国や地域を成り立たせている金融立国、オフショア金融センターと呼ばれる国や地域に籍を置いていたりする。
具体的にはマン島に籍を置くRL360°(アールエルスリーシックスティ)やケイマン諸島に籍を置くInvestors Trust(インベスターズトラスト)などが挙げられる。
これらの保険会社は日本居住の日本人を受け入れていて、海外に渡航する事無く契約ができ、毎月の積立はクレジットカードでの引き落としで可能となっている。
その為、日本にいながら資産を海外に移転させる事ができ、海外で積立投資ができるのだ。
リスクを低減させながら資産運用できる有用なツールだと言える。
こうした海外の保険会社は直接クライアントを受け入れてはおらず、IFAと呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを担当する事になっている。
海外の保険商品なので日本にはIFA=正規代理店が存在せず、興味があれば海外にあるIFA=正規代理店に連絡をする事になる。
海外のIFAと言えど日本人スタッフがいるIFAもあるので、そうしたIFAに直接連絡してみればストレスなく日本語でやり取りできるはずだ。
そうした日本人スタッフがいるIFAの中で、日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところを選択すれば海外の保険会社と言えど安心できる。
厚切りジェイソン氏が言う通り、積立投資はお勧めの手法であるが、どこでどのように積立投資を行うかをしっかりと考えなければならない。
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