日本は平和ボケしていると言われるが、世界各国で空気感は色々と異なるようだ。
アメリカはピリピリしていて、意外と欧州も平和な雰囲気であるようだ。
ウクライナとロシアの戦争が続いているその裏で…
アメリカはテキサスに住んでいる女性と月2~3回の頻度で会話をしている。
単なる英会話の練習なのだが、会話に詰まると「今のアメリカのトップニュースは何?」と質問をしてみたりする。
先月(2023年3月末)の話だが、その時はテネシー州の学校で起きた児童ら6人が死亡した銃撃事件がトップニュースとなっていたそうだ。
確かに、日本でもこのニュースを耳にした。
アメリカでは銃乱射による多殺事件が無くならないなぁと感じるが、アメリカでは2023年になってから既に100件以上の銃乱射事件が起きていて、史上最悪のペースとなっているらしい。
How many US mass shootings have there been in 2023?より。
2020年以降は600件以上の銃乱射事件が起こっていて、1日平均約2件となるので、英会話相手の女性も恐怖だと叫んでいた。
コロナ禍で件数が増えているので精神的にまいってしまった人が多いのかなと思うが、非常に怖いなと感じる。
そんなアメリカ社会、この女性も銃を持っているそうだ。
その理由は護身用で、仕事や遊びに行く時に持っていく訳ではなく、一人暮らしなので身を守る為に自宅に所持しているらしい。
日本では考えられないが、これがアメリカの日常と言ってしまえばそうなのかもしれない。
銃の使い方は親に教えてもらったり、スクールがあったりするそうだ。
護身用に銃を持つ…似た話でもないが、日本では抑止力として核兵器を持つべきか否かと議論になっていたりする。
その議論の発端となったのは、ロシアによるウクライナ侵略戦争である。
2022年2月に始まり、いつまで続くか分からない状態になっている。
そんな状況だが、私の知り合いのジャーナリストが今ヨーロッパを電車を使って転々としている。
先日はウクライナの隣国であるスロバキアに滞在していた。
そんな彼のレポートを見ると、隣国で戦争が起こっているとは思えないほどの静けさらしい。
道行く人も普通に生活しているようで、変な気分になったそうだ。
実際にスロバキアが戦争している訳ではないので普通に見えるのかもしれないが、内心は色々な事を思いながら生きているのかなと想像する。
世界のニュースや情報、市民の生き方を見ていると世界は近いのか遠いのか良く分からない感じになってくる。
アメリカは身近な危険に身を守らなければならない。
スロバキアは近くで起こっている戦争に対して、平然としながらも淡々と生きていかなければならないのだと思う。
一つだけ言えるのは、日本は平和だという事だろう。
平和ボケと言ったりする人も多いが、正にその通りだと思う。
スロバキアのように隣国の動きは怪しいが、アメリカのように身近に起こり得る問題でないと危機感は持てないのが現状だと思うが、国と国の問題が大きくなると対処が難しくなるはずだ。
個人として、どのように身を守っていくのかは真剣に考えておかなければならないだろう。
しかし、地球上に生を享けて危機を感じながら生きていかなければならない事を考えると、人間はとても愚かだなと感じてしまう。
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