サンライフ香港やCTF Life(旧社名FTLife)、フボンライフなどが提供する保険商品や、RL360°やインベスターズトラストなどが提供するセービングスプランと呼ばれる積立投資商品はIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約業務を行い、アフターサポートの責務も負う事になっている。
オフショア金融センターの保険会社は自社で顧客を直接受け入れてはおらず、IFAが契約からアフターサポートまでを担当するシステムになっているのだ。
その為、IFAの選定が資産運用成功の可否を決める世界と言われている。
IFA選定の注意点まとめ!
オフショア投資の成功可否を決めると言われる「IFA選定」について、その注意点を4つのポイントで解説してみたい。
①コンプライアンス重視!
海外の保険商品・金融商品なので、法律が気になる人も多いはずだ。
その為、国内外の法的知識を有していてコンプライアンス重視で活動を行っているIFAを選定する必要がある。
海外オフショア籍の保険商品・金融商品は日本の金融庁に登録されていない。
その為、日本国内で勧誘や営業などの取引行為を行う事は金融商品取引法で禁止されている。
だが、これは販売側を規制しているだけであり、購入する事は可能となっている。
なので、オフショア投資商品に興味がある人は海外にあるIFA=正規代理店に直接連絡して話を聞き、契約する事になる。
日本の金融庁に登録されていないので、当然ながら日本国内にオフショア投資商品を扱うIFAは存在していない。
だが、海外のIFAと言えど臆する必要はなく、日本人スタッフがいるIFAも存在する。
日本語でやり取りできるのでストレスを感じる必要は無く、更に最近はZOOMなどのWeb会議システムで会話ができるので海外に渡航する必要性もない。
IFAは契約からサポートまでを担当する事になるが、中には紹介者・仲介会社を使ったネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングのような体制にして日本市場に入っているIFAもある。
そのようなIFAは日本の法律を把握しておらず、コンプライアンスに大きな問題があると言える。
サポートも紹介者・仲介会社に丸投げしている事が多く、どこかのタイミングでサポートが受けられなくなる可能性が高い。
そして、責任の所在も曖昧な事が多い。
オフショア投資をどこかの紹介者や仲介会社が行うセミナーや勉強会で知る人も多いが、そうして知ったとしても紹介者や仲介会社経由で契約してはならない。
それは法的に問題がある契約方法となるからだ。
もちろん、そうした紹介者や仲介会社が紹介するIFAはコンプライアンス的に問題があると判断できるので、選定すべきIFAとは言えない。
個人情報もIFA以外に提供してはならない。
②多くの保険会社と提携していて、金融知識が豊富なIFAを選定すべし!
日本市場(日本居住の日本人)を受け入れてくれている海外オフショア籍の保険会社は多くない。
それでも数社あるので、多くの保険会社と提携しているIFAを選ぶべきである。
そうしたIFAであれば、個人の考えや予算に応じたプランを案内してもらえる。
①で書いた紹介者や仲介会社経由の場合、ある特定の商品しか案内されない事が多い。
それこそが金融知識が狭い事を意味するのだが、ネットワークビジネス・マルチレベルマーケティング体制の欠点として、とある商品の教育しかされていないのが現状だ。
また、とある商品の教育しか受けていないのだが、それでも商品知識が浅い事が多い。
商品知識が狭く浅い人にお世話になるべきではない。
ネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングの階層にいる紹介者や仲介会社は強引に契約してやろうと盛った数字で営業トークをしてくる事もあったりする。
契約してから数年が経ってから、自分と合致した商品とは違う、聞いていた話とは違うと悲しい思いをしないように、紹介者や仲介会社経由での契約は避けなくてはならないのだ。
多くの保険会社と提携しているIFAであれば選択範囲が広がり、金融知識も豊富であるので心強い。
また、税務の知識があれば法人での活用なども案内してもらえるので、メリットが更に大きくなってくる。
③日本だけでなく多くの国に顧客がいるIFAを選定すべし!
海外オフショア籍の保険会社のIFA=正規代理店であれば、日本以外にも顧客がいるはずである。
日本市場はオフショア金融センターの中ではとても市場が小さいので、普通に考えれば日本よりも海外の顧客が多くなってくるはずだ。
IFAの中には日本人顧客数の多さを売りにしているところがあるが、それだけだととても危険である。
日本市場はオフショア籍の保険会社から相手にされておらず、将来的にどの保険会社も日本市場を相手にしない可能性がある。
そうすると、日本市場中心に活動していたIFAは経営が危なくなる。
すると、アフターサポートを行えない状況になってしまうので、問題が生じるのだ。
日本だけでなく世界に顧客がいるIFAであれば、例え日本市場を外されたとしても、既存契約者のアフターサポートを問題なく行ってくれるはずだ。
④アフターサポート力が長けているIFAを選ぶべし!
IFAは契約時だけでなく、アフターサポートも請け負う組織となっている。
紹介者や仲介会社にその責務を丸投げしているIFAもあるが、そうしたIFAははっきり言って論外である。
責務を放棄しているIFAを選択すべきでない。
ネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングの体制にしているIFAの場合、サポート担当がその階層にいる紹介者や仲介会社となるのだが、商品説明同様にサポート知識も乏しい。
その為、ストレスを感じる事が多い。
また、お金にならないサポートに関しては無関心になる事が多く、どこかのタイミングで連絡が取れなくなってしまう事もあったりする。
折角良い商品を契約できたとしても、これでは満足いく満期は迎えられなくなってしまう。
その為に、自社で責任を持って顧客と向き合ってサポートをしてくれるIFAを選ばなくてはならないのだ。
先ほども説明したが、海外にあるIFAと言えど、日本人スタッフがいるIFAもある。
そうしたIFAであれば、日本語でサポートしてもらえるのでストレスもかからない。
日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAを選定しておけば、契約後も安心できると言える。
以上のIFA選定の注意点を最後にまとめてみたい。
①法的知識がありコンプライアンス重視のIFAを選ぶべし!
②多くの保険会社と提携していて金融知識・商品知識が豊富なIFAを選ぶべし!
③日本だけでなく他国にも多くの顧客がいるIFAを選ぶべし!
④アフターサポート力があるIFAを選ぶべし!
⑤IFAとは直接契約すべし!
⑤については説明していなかったが、①~④で説明してきた内容からその意味は分かってもらえると思う。
オフショア金融センターの世界に限った話ではないが、自ら顧客と直接向き合って対応してくれるIFAを選ぶべきである。
それこそが責務を全うしてくれる証と言えるだろう。
ここで解説してきたようなIFAを見つけだし、先ずは自分の予算や考えに沿った商品を案内してもらう事が海外オフショア籍の保険商品・金融商品を契約する第一歩となってくる。
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