海外オフショア籍の保険会社が提供する保険商品や金融商品はIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からサポートまでを請け負う事になっている。
なので、IFAの選定が重要と言われる世界である。
オフショア投資のIFA=正規代理店とは直接契約するのが原理原則!
日本居住の日本人の契約を受け入れている保険会社としてはサンライフ香港、CTF Life、Fubon Life、パシフィックライフ、パンアメリカンライフ、RL360°、インベスターズトラスト等があるが、こうした商品を契約したければ、IFAに直接連絡して商品概要やサポート体制を聞いて連絡するのが原理原則となる。
IFAとクライアントの間に入って紹介業・仲介業を行う個人や会社があるようだが、全く持って不要な存在である。
このように間に入ってビジネスをする業者は金融商品取引法に抵触する可能性が高いので、こうした人や会社経由で契約してはならない。
もちろん、本質的に契約に関わってはならない人や会社に個人情報などを提供すべきではない。
2010年前後にオフショア投資商品がブームのようになっていたが、その頃もネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングのような形でクライアントを集めるIFAが多かったが、ここ最近も同じようにネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングの階層でセミナーや勉強会を行うケースが増えているように感じる。
2010年頃もそうだったが、こうした流れで契約すると商品概要が正しく伝わらなかったりアフターサポートが受けられない等の弊害が増える。
せっかく良い商品を契約しても正しく商品理解をしていなかったり、サポートが受けられないと後々困った事態となってしまう。
また、そもそも自分の予算や考えとは合致しない商品を契約してしまうケースもあったりする。
そうした事を問題視して、日本市場から撤退していく保険会社もあり、日本市場全体としても芳しくない傾向となる。
時代は繰り返すのか、最近も良くない傾向になっていると思うのだが、オフショア保険商品・金融商品に興味があれば、直接IFAに連絡しなくてはならない。
難しい事を書いたが、紹介者・仲介会社などのネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングのような階層の中で契約したいか、それとも直接IFAと契約したいのかを考えれば良いだけだ。
その答えは明確であろう。
日本の金融庁に登録されていない海外オフショア籍の保険商品・金融商品の場合、法的観点から日本国内にIFAは存在できない。
なので、海外にあるIFAに直接連絡する事になるが、日本人スタッフがいるIFAも存在する。
そうしたIFAで、日本居住の日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところを選ぶべし。
直接クライアントを受け入れてくれて、クライアントと向き合って対応してくれるIFAであれば安心できる。
また、IFAは総合代理店のような立ち位置にもなっているので、多くの保険会社と提携しているIFAを選択した方が良い。
日本居住の日本人が契約できる商品は限られているのだが、それでも、多くの保険会社と提携しているIFAであれば商品の選択肢は増える。
もちろん、金融や法律に詳しいIFAである事が望ましい。
先ずは、そうしたIFAにご自身の予算や考えに沿った商品を案内してもらうところから始めれば良いと思う。
最近は再びネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングのような形でクライアントを集めているIFAが増えたと書いたが、昨今はもう一つ大きな動きがある。
それは、連絡がつかなくなったり事業撤退するIFAがある事だ。
連絡がつかなくなるIFAは、そもそもネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングのような形でクライアントを集めていたIFAである。
業務や責務を丸投げしていて、結局はもぬけの殻のようになってしまった。
こうなると、ネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングの人たちは丸々クライアントをどこかのIFAに移管(変更)させるようだ。
意味も分からずIFAが変更になったら堪ったものではないだろう。
ネットワークビジネス・マルチレベルマーケティングの流れで契約すると、責任感の無いIFAを選択させられる可能性があるので注意が必要となるのだ。
もう一方の事業撤退するIFAだが、こちらに関しては既存クライアントに事前周知が行われているようだ。
新規クライアントが増えないのにサポートだけをするのが辛くなり、事業撤退を決めたのかなと思う。
そうした状況で新たにお世話になるIFAを見つけるのも大変なので、やはり長く日本居住の日本人を受け入れていて、長くサポートを自社で責任持って対応してくれているIFAを選択する事が重要だと感じる。
商品ありきでオフショア投資の世界を知る人が多いと思うのだ、それよりも大事な事はIFA=正規代理店である。
IFAに直接相談したら、知らなかった商品に出逢えたり、実は異なる商品の方が自分に合っていたと感じる事があるかもしれない。
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