オフショア積立投資、積み立てる通貨を契約の時点で設定する必要がある。
多くの人がドル建てを選択すると思うが、日本円での積み立てを考えている人もいるようだ。
オフショア積立投資、日本円での積み立ては有りか?無しか?
オフショア積立投資は米ドルを選択するのがベター
オフショア積立投資は商品にもよるが、米ドル、ユーロ、ポンド、香港ドル、そして日本円など、積み立てる通貨が選択できる。
途中での積立通貨の変更はできない。
積み立てた金額はファンドに分散投資することになるのだが、ファンドの多くがドル建てである。
即ちは、どの通貨で積み立てようと、運用中は結局のところドル建てとなるので、多くの人がドルでの積み立てを選択しているようだ。
最近では、徐々に円安が進んでいて、ドル建てであると積み立て金額が増える為、日本円を選択したい人が増えていると聞く。
(円安と言えど最高値の80円近辺からの視点であり、過去から未来へと長い目で見れば、それほどの円安とは思えない。)
日本円で投資すると、毎月積み立てる金額は固定化されるので、家計の観点で見れば安定すると思う。
しかし、投資と言う視点でみれば、投資先の価値に追随しておいた方が良い。
円安≒ドル高となった時、そもそも円の価値が落ちている訳である。
この時、ドル建てで支払っていたら円ベースでの支払いは増えるが、その分、価値の下がっている円からドルの割合を増やすことができる。
分散投資をしながら、価値のあるポートフォリオが構築していくことができる。
しかし、円ベースで投資していると、通貨価値の動きには追随できない。
とは言え、円建てがNGという訳ではない。
将来的にリスクのある円を海外に逃すという意味では、円ベースでも意味はある。
ベターなのはドルでの積立、そして日本円でもOK。
一番ダメなのは、日本円のリスクを感じながら何もしないことだろう。
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