Friends Provident International(フレンズプロビデント)のReserve(リザーブ)のIFAや選択ファンドに要注意!

オフショア

日本人が契約しているオフショア投資商品の多くは、積み立て型のファンドオブファンズ商品であると思われる。

しかし、一括型のファンドオブファンズ口座を契約している人も一部いるようだ。

一括型のラップ口座PPBはファンド選択に要注意!

一括型のオフショア投資商品はPPBとも呼ばれている。

Private(Personal) Portfolio Bondの略で、世界中の投資商品(株、債券、ファンドetc)を一括口座で購入・売却・管理できる。

今は日本居住の日本人の新規契約を受け付けていないFriends Provident International(フレンズプロビデント)社のReserve(リザーブ)を契約している人も多いようだが、メリットをまとめると以下の通りとなる。

1.幅広い投資商品を購入可能
株・債券・ファンドなど幅広い商品を購入できるので、景気動向に合わせて商品を選択・保有することが可能。(PPB設定会社が不適格とした商品は購入不可)

2.ファンド購入手数料の減額
単発でのファンドを購入と比較すると、手数料が減額される。複数のファンドを購入しポートフォリオを組めば、その差が更に大きくなる。

3.最低投資金額の低下
単発ファンドの購入と比較して、その最低投資額が低下する。その為、多くの金融商品への分散投資が可能となり、ポートフォリオの安定化が見込める。

4.口座管理の簡易化
単発ファンドを複数購入すると、管理だけでも大変となるが、PPBであれば、同一口座内で管理できる。また、単発でファンドを購入・売却する時は、各々のファンド会社へ書類を提出し、購入金額の送金・出金しなければならないが、PPBであれば、簡単な書類(レター)だけで手続きできる。

5.税金の繰り延べ効果
PPBは、資金を引き出さない限り納税の義務がない。口座内のファンド切り替え時に利益が出ても納税義務がなく税の繰り延べ効果があり、再投資に回す事が出来る。

6.相続手続きの簡易性
単発ファンドを所有していると、死亡時に個々のファンド会社に対して解約手続きをしなければならない。国により法律も異なるので、手続きは煩雑となる。しかしPPBであれば、PPB設定会社にのみに手続きを行えばよい。

7.共同名義人の設定
PPBは、共同名義人の設定が可能。生前に相続配分を決定しておくことも可能である。また法人名義にすることもできる。

このようなメリットがあるが、PPBは一括投資商品であり、海外に一定額以上の資金がなければ口座契約は難しい。

日本から海外に資産を持っていくのは困難な時代になっており、先ずはクレジットカードで海外に資産を作る積立投資がオフショア投資の基本になっている。

また、PPBは株・債券・ファンドなど幅広い商品を購入できるのがメリットで、PPB設定会社が不適格とした商品は購入不可となっているが、購入後にsuspend(一時取引停止)となっているファンドを所有している人も多い。

流動性が無くなり、PPBとしてのメリットどころの話ではない。

そして、そのまま取引停止となったら痛い話だ。

PPBのポートフォリオはIFAに一任している人がほとんどだと思うが、IFAをしっかりと選ばないと大変な事になる。

IFAは移管できるというが、suspendになっているファンドがある商品の移管を受け付けてくれるIFAは無いはずだ

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