日本人が契約できる積立投資商品は限定されている中で、RL360°(アールエルスリーシックスティ、旧名ロイヤルロンドン)のRegular Savings Plan(レギュラーセービングスプラン、通称RSP)とInvestors Trust(インベスターズトラスト)のEvolution(エボリューション)のどちらが良いかで悩んでいる人が多いようだ。
メティスグローバル、コーンヒル、ドミニオンキャピタルなども積立投資商品を提供しているが、保険会社が提供している積立投資商品を選択すべきと言えるので、海外積立・オフショア積立と呼ばれる商品を契約するなら、RL360°かインベスターズトラストのどちらか2社から選択すべきと思う。
(スタンダードライフやサンライフ香港も積立投資商品を提供しているが、香港の積立投資商品はレギュレーションの変更により販売し辛くなったのか、日本人向けにほぼ販売されていないようだ。)
さて、果たしてRL360°とインベスターズトラストのどちらを選択すべきだろうか?
RL360°のRSPとインベスターズトラストのエボリューションの社歴や商品概要の比較!
オフショア生命保険会社が提供するセービングスプラン(積立投資商品)で日本居住の日本人が契約できる商品は限られている。
最終的にはRL360°とインベスターズトラストの選択となってくるのだが、どちらを選択すべきだろうか?
結論を先に書くと、重要なのはIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店の選択であり、RL360°とインベスターズトラストの選択はどちらを選んでも正解と思うのだが、比較をしてみたい。
◆社歴
RL360°は1861年、インベスターズトラストは2002年。
141年の差があり、RL360°に軍配が上がる。
◆商品概要
RL360°のRSPとインベスターズトラストのエボリューション、どちらも毎月積み立てた金額を数種類のファンドで運用していく仕組みとなっていて、商品概要はほぼ同じ。
後述するが、インベスターズトラストのエボリューションの方が手数料が安いと勘違いしている人がいたりするが、実際にシミュレーションしてみると大差ない。
(エボリューションの手数料は積立金額基準と説明する人がいるが、それは間違いなので要注意。)
◆利回り
選択したファンド価格によるので、RL360°とインベスターズトラストによって差が出る訳ではない。
◆手数料
RL360°は契約期間によって18~24ヶ月、インベスターズトラストには24ヶ月の初期口座が設定されていて、メインの手数料はこの初期口座から徴収される事になる。
RL360°のRSPとインベスターズトラストのエボリューションで手数料はほぼ同じ。
インベスターズトラストのエボリューションの手数料は支払いベースと説明し、RL360°のRSPより安いと言っているいる人がいたりするようだが、それは誤りなので注意されたし。
◆ボーナス
両社共に契約金額や契約期間に応じたボーナスが提供される。
RL360°ではプレミアムインセンティブ、エキストラアロケーション、ロイヤリティボーナスと呼ばれる3つのボーナスがある。
インベスターズトラストにはエキストラアロケーションとロイヤリティボーナスの2つがある。
ボーナスは嬉しいポイントではあるが、ボーナスは単なるおまけであるので、ボーナスありきで契約や比較はしない方が良いと思う。
自分が契約すべき金額や期間がブレてしまう可能性があるからだ。
◆契約~アフターサポート
正規代理店であるIFAが請け負う事になっている。
どちらも日本の金融庁に登録されていない会社・商品なので、日本国内の会社や個人が勧誘・営業・販売などの取引行為を行う事は禁止されている。
ただし、販売側が規制されているだけで契約する事自体は何ら問題ないので、興味がある人は海外にある正規代理店(IFA)に直接問い合わせる事が必要となる。
日本人スタッフがいて、日本人を受け入れている海外のIFA=正規代理店ももちろん存在する。
☆ご質問やご相談等はこちらから。
RL360°のRSPとインベスターズトラストのエボリューション、契約するならどっち?
細かな事を書けばキリがないのだが、おおよそ皆さんが知りたいのは商品概要の違いではなかっただろうか?
比較してみた通りで、どちらも同じような商品概要となっている。
迷ったならば、RL360°とインベスターズトラストの両方を取り扱っている正規代理店(IFA)に直接聞いてみればよい。
片方しか扱っていない正規代理店や、そうした正規代理店に繋がる人たちは扱っていない側の会社・商品を悪く書きミスリードする傾向にあるように感じる。
そもそも、日本国内で勧誘している人たちを見ると間違った商品理解をしている人が多いので、正規代理店に直接問い合わせる事が重要なのだ。
紹介者はネットワークビジネスやマルチレベルマーケティング(MLM)の階層にいて、情報が正しく伝わらずに商品概要も正しく伝えられていない。
何とか自分経由で契約してもらいたいと話を盛った営業トークをしてくる事もあるが、契約後に聞いていた話と違うと悲しむ人もいる。
サポートにしても同じで、紹介者にサポートを丸投げしている正規代理店も多いが、そうした丸投げシステムであるとサポートは杜撰となり、いつまでサポートしてくれるかも分からない。
事実、契約後に紹介者と連絡が取れなくなり、サポートを受けられなくなったと泣きの相談を私にしてくる人もいたりする。
紹介者と呼ばれる立場の人間は法的に問題であるばかりか、責任感も無いので近付いてはならない。
もちろん、個人情報などを契約に直接関係のない人に渡すべきでもない。
RL360°とインベスターズトラストの両方を取り扱っていて、サポート力がある正規代理店に直接問い合わせて、自分がどちらの商品があっているかを決めて契約すればよいのだ。
日本人スタッフがいて、日本人の受け入れやサポート実績が豊富な正規代理店を選ぶ事が重要だ。
紹介者などを挟む事なく、自社で直接クライアントと向き合ってくれる正規代理店と話をしながら商品選択をしていけばよい。
ちなみにだが、インベスターズトラストにはS&P500indexという元本確保型の商品もある。
15年継続して積み立てれば140%のリターンが確保されているプランなどがある。
(10年継続で100%、20年継続で160%のプランもあり。)
RL360°のRSPやインベスターズトラストのエボリューションとは違うタイプの商品となっている。
資産に余裕があってポートフォリオを考えるのであれば、RL360°のRSPとインベスターズトラストのS&P500indexという2社の組み合わせにすれば良いという考え方もある。
もしくは、一括や短期間での投資型商品で6~7%で複利運用される保険商品もあったりする。
積立よりも一括や短期間での支払いを好む人もいるだろうし、一括と積立を組み合わせる考えを持つ人もいるはずだ。
この商品を契約する!と決めてから正規代理店を選ぶのも良いが、そうではなく、自分の予算や考えなどを伝えて、それに合致した商品を正規代理店と相談しながら決めていくと言う戦略も取れるのだ。
正規代理店(IFA)は総合代理店としての役割も担っている。
多くの保険会社と提携している正規代理店であれば知識が豊富であり、選択できる商品も増えるという点もあるのだ。
商品知識が狭く浅い紹介者からは距離を置き、良きアドバイザーとなってくれるIFA=正規代理店を選択するのが重要なポイントとなってくる。
☆ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。
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