日本人でも契約が可能であるユニバーサル生命保険を提供しているPacific Life(パシフィックライフ)社であるが、日本に居住している限りは契約が不可能になってしまった。
アメリカの生命保険に加入するには半年以上の居住証明が必要!
パシフィックライフが提供するUniversal Life(ユニバーサルライフ)型の生命保険は、保険額に対して支払金額をある程度自由に設定できる。
掛け捨て型の生命保険であるが、支払金額を抑えれば契約期間が短くなる仕組みとなっている。
その為、特に相続対策として活用価値が高い。
これまでも日本人が簡単に契約できたかと言えばそんなことはなく、資産・収入証明が必要であったり、米国LLC名義で契約するというスキームは必要であった。
それでも、加入はできた。
だが、今後は米国での半年以上の居住証明が必要となり、日本居住の日本人は加入ができなくなったのである。
パシフィックライフに限らず米国の生命保険全体での話であり、日本人を対象にしている訳ではなく、全世界に対しての決定事項である。
アメリカはタックスヘイブンを嫌っていたり、資金洗浄(マネーロンダリング)によってテロ組織へお金が流れる事を危惧しているので仕方ない。
ユニバーサルライフに限らず、いわゆる貯蓄型の生命保険であるWhole Life(ホールライフ)にしても、日本人が加入できる商品は限られている。
将来的にも減っていく事だろう。
今回の米国生命保険のように全体的な決定もあれば、金融リテラシーが低い日本人は受け入れないという方針をもつ金融機関もオフショア界では少なくない。
いつの日にか、どこの生命保険会社も日本人は受け入れてくれない・・・なんて日がやってくるかもしれない。
今現在、スムーズに受け入れてくれて契約ができる海外・オフショアの生命保険会社は香港のあの会社くらいだろうか?
☆ご質問やご相談等はこちらから。
コメント