日本国内で契約されている携帯電話は約1億3000万本になるらしい。
日本人口とほぼイコール。
新規顧客の発生はほぼ見込めない数字だ。
既存顧客を守らない携帯業界
MNP(Mobile Number Portability、携帯電話番号ポータビリティー)後、大きく契約方針が変わってきたと思う。
契約者が他社に移らない様に、契約を2年縛りにしたこと。
これにより他社に移り辛くなったが、2年契約中に契約内容が変わることもあり、これは法的に問題はないのかな?と思う。
そして、昨今問題となったのが、MNPに対する奨励金。
2年縛りがあるため、他社からの契約変更に二の足を踏んでいる人の負担を減らすために奨励金を出す制度。
これにより、負担を減らすどころか、利益を得る人もいるとか。
損をするのは、黙って長期契約をする人。
「顧客満足」がどこにあるのか私には全くわからない。
脱「携帯プロバイダー」
通常のマーケットで有れば、既存客を大事にする。
商品や会社へのロイヤリティ(忠誠心・愛着心)を高めれば、その顧客は長くお金を落としてくれ、更には口コミによる新規顧客獲得も期待できる。
しかし携帯業界ではこの本質が通じない。
限られたパイで顧客の取り合いをしている為に、「奨励金」なる制度が定着してしまい、既存顧客を無視している。
永遠に顧客の奪い合いを続けるのだろうか?
携帯を使う目的を考えれば、今後はwifiさえあれば各携帯会社と契約する必要がなくなってくる。
現在でも、電話にしてもメールにしても携帯プロバイダーのシステムを利用しているユーザーは少ないのではないだろうか?
この現状はどの携帯プロバイダーも理解している話であろう。
数年後に来ると思われるwifiとの戦いからどのようにユーザーを守るのかを考えなければならない。
携帯契約離れが加速しそうな感じがしてならない。
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