本ブログでは度々、投資詐欺に対する注意喚起を行っている。
投資詐欺かどうかの判断基準の一つとして、月利案件は要注意!というのがあるが、最近は日利案件まで出てきているらしい。
もちろん、日利案件などに投資すべきではなく、そうした案件の話をしてくる人がいたら、直ぐにその人物から距離を置くようにしなくてはならない。
距離を置くとは、簡単に言えば逃げろ!という事だ。
月利案件は数年、日利案件は数ヶ月で破綻する⁉
投資詐欺、特に海外を舞台にした事例の場合、以下のリンクを参考にして頂ければと思う。
ある程度は詐欺かどうかを見分ける事ができる。
海外投資詐欺を念頭にまとめたコンテンツなので、海外をベースにして利回りが異常に高い案件を紹介された時にはこのコンテンツを思い出してもらいたい。
(このコンテンツ関係なく、異常に利回りが高い案件を紹介された時点でアウトと思ってもらいたい。)
海外を活用して日本人が日本人に対して詐欺をはたらきかける事は少なくないので注意しなくてはならない。
海外の案件は英語でカッコよく書かれているのかもしれないが、その案件名をgoogleに入力したところで、日本語のサイトやブログしか出てこない事もあったりする。
海外を舞台にしている為、円建てや日本語の契約書である訳はないので、そうした話であれば要注意となるのだが、月利何%と言われた時点で危険を察知しなくてはならない。
月利案件でも注意が必要なので、日利案件となったら即非難しければならない警報レベルである。
こうした案件は詐欺師が頭を働かせてスキームを作ってくる。
過去から今までを振り返るとFX案件、アービトラージシステム案件、不動産案件、プライベートバンクと同じ手法と言ってくる案件etc後を絶たないのだが、月利や日利数%を得られる案件は出ては消える世の中で、そのほとんどが出金停止となっていて、破綻状態にあるようだ。
開始から数ヶ月しか持たなかった案件もあったりするが、月利案件は数年で破綻するケースが多いので、日利案件ではもっと早くなり、数ヶ月で破綻してしまうのかもしれない。
破綻する背景としては、実際には運用などしておらず、ポンジスキーム(自転車操業)で回しているだけであり、計画段階から数ヶ月・数年後には破綻させて終了とする事が当初から決まっているのだと思う。
実際にはお金が全て無くなった訳ではなく、上層部は海外のどこかにお金を移しているはずだ。
海外での案件なので、詐欺であっても裁判を行う事も簡単ではなく、泣き寝入りするケースも少なくない。
(裁判前提で契約する人などいないだろうが。)
日本にいる紹介者と呼ばれる人たちを取っ捕まえて「金を返せ!」と言ってみたり、裁判を仕掛けたところでそうした人たちも騙されている確率が高く、お金を持っていないので返ってくる可能性は低い。
なので、最初から詐欺に遭わないという心掛けが必要なのだ。
日本人はファイナンシャルリテラシーが低いと言われるが、月利や日利案件で飛びついてしまうのは日本人だけなんだろうと思う。
日利で複利運用されたら、シミュレーション上は短期間の間にスゴイ数字になってくるが、そんな上手い話は海外であっても有り得ない。
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年利数%で満足できませんか?
月利数%や日利数%の案件は気を付けなければならない。
では、年利ではどうだろうか?
もちろん、年利でも20%とか30%とか言ってきたら月利案件と変わらないので注意しなくてはならない。
年利数%だったらどうだろうか?
月利や日利で話を聞いた後だとインパクトが小さく興味を引かないかもしれないが、それが複利運用されるのであれば将来的に資産価値はとても大きくなる。
海外では保険会社が提供する貯蓄型保険商品で利回り6~7%で複利運用される商品があったりするのだ。
例えば、サンライフ香港社が提供するSunJoy Globalという貯蓄型保険商品は年利6~7%で複利運用されている。
年利6~7%の複利運用でどれほど資産価値が増えるかイメージし辛いかもしれないが、リターンは以下のようにシミュレーションされている。
◆10年目:140%
◆15年目:191%
◆20年目:279%
◆25年目:394%
◆30年目:551%
保険の特性上、早く解約するとそれだけ多くの解約手数料を取られるので立ち上がりは緩やかであるが、長期的に見ると資産価値がとても大きくなっていく事が分かると思う。
日本の保険会社が提供する商品でこれほどの利回りが出るプランは提供されていないはずだ。
だからこそ、利回りの良い商品を求めて月利や日利と言った商品に飛び付いてしまうかもしれないが、そうした商品は投資ではなく投機である。
投機とはギャンブルのような意味であるが、月利や日利の場合は詐欺なのでギャンブルとも言えない。
ギャンブル以下である。
正しい金融知識を付けて正しい商品に出会ってもらいたいと思うが、その答えは日本の保険会社は持っていないし、どこかの誰かが勧めてくる月利や日利案件は逃げなくてはならない話と言える。
そう考えると、答えは海外の保険会社しか持っていないのが現実だと思う。
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海外の保険会社はIFAと呼ばれる正規代理店から契約しよう!
海外には素晴らしい保険商品がある一方で、海外を舞台にした詐欺商品もあるのが悲しい現状。
詐欺商品を遠ざけつつ優れた保険商品に出会うにはどうすれば良いのだろうか?
先ず、海外の保険会社であれば現地の保険当局や金融庁に登録されているかどうかを見極める事が重要だ。
そして、海外の保険会社の商品をどのように契約するかが一番のポイントとなってくるが、海外の保険会社は直接クライアントを受け入れてはいない。
IFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを担当する事になっている。
そして、海外の保険会社の場合は日本にはIFA=正規代理店は存在しない。
なので、海外にあるIFA=正規代理店に連絡する事になるのだが、海外のIFA=正規代理店と言えど日本人スタッフがいるIFAもある。
そうしたIFAで日本人の受け入れやサポート実績が豊富なところを選んでおけば安心できる。
IFAも保険会社と同様に現地の保険当局や金融庁に登録されているかを調べる必要がある。
例えば香港であれば、香港の保険業を管理監督する政府直轄機関であるの「香港保険業監管局」や香港の金融庁である「香港証券先物委員会」に登録されている法人や個人がIFAと言えるはずだ。
☆香港保険業監管局 ⇒ Hong Kong Insurance Authority
☆香港証券先物委員会 ⇒ Securities and Futures Commission
香港の保険会社もIFAもここに登録されている事が必須条件となってくる。
英語や広東語のサイトになっているので登録確認が難しく感じるかもしれないが、分からなければIFAと思われる会社に直接質問してみれば良い。
IFAであれば、登録番号などを教えてくれる事だろう。
こうした機関に登録されているIFAであれば、詐欺的商品を案内してくる事はない。
詐欺的商品を案内したら、登録を剥奪されてしまうからだ。
逆に、こうした機関に登録されていないと自由に活動できるので詐欺的商品を営業できてしまうのだ。
海外の保険会社は利回りの良い商品を提供しているが、そうした商品を契約したければ、保険当局や金融庁に登録されているIFAに直接連絡する事が重要となってくる。
IFAによっては間に紹介者や仲介会社を挟むケースもあるようだが、そうした紹介者や仲介会社は保険当局や金融庁に登録されている訳ではないので、詐欺的商品を営業してくる可能性が有り得る。
その為、IFAとは直接繋がる事が最重要ポイントとなってくる。
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