低金利な状況が続き、日本円の将来価値から考えても投資するのに適した環境とは言えない国、日本。
そうした人が目を付けて資産運用を行っているのが、海外の「オフショア投資商品」である。
オフショア金融センターと呼ばれる国や地域は法人税を著しく安くしたり、金融商品や保険商品が組成しやすい環境にする事で外貨獲得を図っている。
そうした国々は小国や島国である事が多く、金融政策により外貨を獲得して国や地域を成り立たせているのだ。
だが、オフショア投資が上手く行っていると思ったものの、後々失敗してしまったと思う例が多々ある。
失敗例は大きく3つに層別される。
失敗しない為の方法までを含めて解説していきたい。
オフショア投資ではなく詐欺案件であるポンジスキームに投資してしまっている失敗例!
オフショア投資商品だと思い契約したものの、実はオフショア投資とは全く関係のない商品だったりする事がある。
投資商品ではなく、詐欺的商品に手を出してしまっていたというケース。
FXだったり何らかのアービトラージだったり。
海外を舞台にした詐欺案件は少なくない。
海外にいる日本人が首謀者になって日本人が日本人を騙しているケースもあって質が悪い。
最近では少額からプライベートバンクに投資できるとそそのかされる事もあるようだが、プライベートバンクが小口で数百万円から受け入れてくれるはずはないので要注意。
プライベートバンクと同じようなシステムに少額で参加できると言われるケースもあるようだが、同じように少額でプライベートバンクと同じようなスキームが稼働できるはずがない。
こうした案件、実際には運用が行われていないポンジスキーム(自転車操業)である事がほとんどで、最初は威勢の良い事を言っていたのに、気付けば破綻している事が多い。
紹介者・契約者を集める事がメインで、ある程度の資金が集まったら破綻・解散させる。
気付けば破綻していると書いたが、この破綻は当初から計画されているのだろうと予想できる。
倒産ではなく逃亡と言った方が正解だろう。
海外にいる首謀者は詐欺により集めた多額のお金を海外に隠して逃げてしまう。
日本にいる紹介者などが契約者から訴えられたりする事もあるが、こうした紹介者はお金を持っておらず、出資したお金を取り戻す事はほぼ不可能だ。
海外にいる首謀者はお金を持っているが、日本にいる紹介者はトカゲの尻尾切りのように断絶するので、残念ながら海外に流れてしまったお金を取り戻すことは困難となる。
自分の資産や考えと合致しない商品を契約してしまった失敗例!
海外オフショア籍の投資商品はIndependent Financial Adviser(IFA)と呼ばれる正規代理店を介して契約し、そのIFAから直接商品概要を聞いて契約し、アフターサポートも受ける事になる。
オフショア投資と一言で言っても多種多様な商品が存在している。
生命保険、貯蓄性保険、年金プランなど一括や短期間で支払える商品もあれば、コツコツと積み立てていく商品もある。
先ずは自身の予算や考えに合った商品についてIFAに相談する事から始めて、実際に契約する商品を落とし込んでいけば良い。
だが、オフショア投資を知ったきっかけが友人や知人からの紹介であったり、どこかの個人や法人が行っているセミナーや勉強会だったりすると、案内される商品が限定されてしまう。
そうした人たちはとある商品の知識しかない事がほとんどだ。
それでも、商品知識は乏しい事も多い。
知識が狭く浅いので、間違った商品概要を説明されてしまう事もある。
こうした事態を避ける為に、商品知識が広く深いIFAに直接連絡して相談するところから始めるのが鉄則である。
詐欺ではない商品を契約しても、後悔してしまう人がいたりするのだ。
紹介者・代理人・仲介会社は自らに入ってくる手数料収入だけが目当てである事がほとんどで、自らの身になる商品を無理やり契約させる傾向にあるからだ。
なので、多くの商品プランがあるオフショア投資で契約後に「あの商品の方が良かった…」と考えてしまう人もいたりする。
こうした事態を防ぐ為にも、正規代理店(IFA)に直接連絡をして、自分自身に合致した商品を案内してもらう事が重要だ。
紹介者と連絡が取れなくなって右往左往してしまう失敗例!
再び同じ文章を書くが、海外オフショア籍の投資商品はIndependent Financial Adviser(IFA)と呼ばれる正規代理店を介して契約し、そのIFAから直接アフターサポートを受ける事になる。
海外の金融商品を契約するので、日本人に対してサポートがしっかりとしている正規代理店(IFA)を選択する事が重要なポイントとなってくる。
ところが、こうした心の隙を突き、正規代理店とクライアントの間に入って「契約からアフターサポートまでをお世話しますよ!」と言ってくる紹介者・代理人・仲介会社なるポジションを作る人物や会社がいたりする。
商品紹介の時にこんな感じで近付いてくるのだが、こうした紹介者・代理人・仲介会社は契約時だけは丁寧に対応するものの、契約後は何もしてくれないケースがとても多い。
(表向きが丁寧なだけで、商品知識はあまり持っていない。)
そして、気付けば連絡が取れず、残されたクライアントはアフターサポートを受けられずに右往左往してしまう「投資難民」となってしまう。
紹介者・代理人・仲介会社は正規代理店(IFA)がどこかを教えてくれない事も多いのだ。
いくら良い商品であっても、契約方法を間違えてしまうと失敗となってしまうのだ。
間に無駄に人や会社を挟むと不要なコストが発生したり、商品概要が正しく理解できなかったり、責任の所在が曖昧になったりとデメリットが増えるばかりである。
海外の金融商品を契約する事は何ら問題ないのだが、日本の金融庁に登録されていない商品の勧誘・営業などは金融商品取引法で禁止されている。
つまりは、正規代理店とクライアントの間に入って活動する紹介者・代理人・仲介会社はそもそも違法行為をしている事になる。
もちろん、こうした人たちに無駄に個人情報を提供してはならない。
海外の金融商品を契約したければ、海外にある正規代理店(IFA)に直接連絡しなくてはならない。
自らの責務を放棄し、クライアントと直接向き合わないIFAを選定すべきではない。
オフショア投資で失敗しない為の鉄則とは?
ここで上げた失敗例、共通点として、どんな人と接しているかが挙げられる。
優しく近寄ってきたり、勉強会やセミナーなどを開催している紹介者・代理人・仲介会社などの存在には注意が必要だ。
オフショア投資で失敗しない為には、香港などにある正規代理店(IFA)と直接契約する事が最重要ポイントとなる。
勉強会やセミナーなどを含めて、どこかの誰かからオフショア投資の話を聞いたとしても、そうした人や会社経由で契約をしてはならない。
正規代理店であれば、詐欺商品を販売する事はできないし、契約者に合致した商品を案内してくれる。
詐欺的な商品を販売したら正規代理店としての資格を剥奪されてしまうし、契約者に合致しない商品を販売していたら評判が落ちてしまう。
また、日本人スタッフがいて直接サポートしてくれる正規代理店であれば、契約途中で連絡が取れなくなるという事態も回避できる。
日本にはない優れた特性を持った投資商品があるオフショア投資の世界、失敗せずに成功できるかどうかは正規代理店の選定が全てといっても過言ではない。
日本人がスタッフがいて、日本人顧客の受入れやサポート実績が豊富な正規代理店(IFA)を選定すれば、オフショア投資での失敗を回避できる。
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