2021年は海外投資関連で大きなニュースが流れた年であった。
こうしたニュースになるような案件の被害者にならない為にはどうすべきかをお伝えしたい。
投資詐欺案件を見極める目と投資詐欺案件を紹介してくる人物に近付かない目を持つ事が必要!
2021年に起こった大きなニュースとは以下の2つである。
>SKY PREMIUM INTERNATIONAL PTE. LTD.及びその役員1名による金融商品取引法違反行為に係る裁判所への禁止及び停止命令発出の申立てについて#スカイプレミアム#ライオンプレミアム#LIONPREMIUM#SAMURAISYSTEM#サムライシステム#海外FX https://t.co/kgDmGhb9jM
— オフショア師匠の資産運用調査分析ダイアリー (@investor_brain1) September 20, 2021
一つは証券取引等監視委員会からSKY PREMIUM INTERNATIONAL PTE. LTD.(スカイプレミアムインターナショナル社)及びその役員1名による金融商品取引法違反行為に係る裁判所への禁止及び停止命令発出の申立てがされた事。
令和3年12月8日、東京地方裁判所より、申立ての内容どおり、下記の命令が下された。
>暗号資産(仮想通貨)の売買益を通じ高配当が得られるとする金融関連商品「ジュビリーエース」などをめぐり配当や出資金の出金が停止されるトラブルが生じていることが11日、関係者への取材で分かった。トラブルを訴えているのは少なくとも350人で総額は15億円に上るという。https://t.co/PTbLiiOJJ4
— オフショア師匠の資産運用調査分析ダイアリー (@investor_brain1) October 12, 2021
もう一つは金融商品取引法違反(無登録営業)容疑で、「ジュビリーエース」「ジェンコ」「GTR」等の案件にに関わっていた人物が逮捕されたニュースである。
どちらも金融商品取引法違反行為に関わる話であり、拠出額が無事に戻ってこればよいが、過去の事例から推測するに戻ってくる確率は低いように感じる。
先ず、こうした案件の危険性を感じられる目を養ってもらいたい。
何度も伝えている通り、月利●%と言われたらその案件・その人物から距離を置かなくてはならない。
そうした案件はかなりの高確率で破綻する。
また、海外の案件であるのに日本人がメインであったり、日本円で振り込めたり、日本語の契約書であったら、それも不思議と感じてもらいたい。
海外の案件なのにそんな訳はない。
海外だからと言って月利で運用できるわけではないし、海外なのに日本人中心に取り扱われる事はない。
そのほとんどが実際には投資などしておらず、ポンジスキーム・自転車操業となっているので、数年後に破綻する。
数年後に破綻するというか、数年後に破綻したと見せかけて顧客から預かった資金をどこかに隠して案件を終わらせる事も多いはずだ。
つまりは、計画的に数年後に破綻させる事が決まっているのである。
こうした状況なので、出資金を取り戻そうとしようにも資産は海外のどこかに隠されていて取り戻す事は難しい。
首謀者がどこにいるか分からないので、裁判するにもどこが裁判地になるのかさえ分からない。
日本にいる紹介者・仲介者をターゲットにして裁判を起こす事が一般的だと思う。
集団訴訟と言う形をとる事もあったりする。
それでも、紹介者や仲介者はネズミのしっぽ切りで首謀者からは捨てられており、こうした立場の人たちは返金してくれるだけのお金を持っている可能性は低いのだ。
海外を舞台にして日本人を対象とした投資詐欺事件は多い。
手を変え品を変え時代が変わっても減る事無く増え続けているように感じる。
新たに詐欺商品・詐欺手法を考えられるだけの地頭があれば他で活用すれば良いと思うのだが、手っ取り早く稼ぎたいのだろう。
海外には詐欺商品が多いとは言え、海外には日本とは比較にならないほどの利回りの合法的な保険商品・金融商品も存在する。
日本とは比較にならないと言うのは、年利4%程度の金融商品である。
月利の話を聞いた後に年利4%は小さく感じるかもしれないが、日本の保険会社が提供する生命保険や年金プランの利回りが1%にも満たない事を考えればその差は大きい。
72の法則に従えば、年利4%であれば、資産は18年で倍になる。
36年で4倍、54年で8倍、72年で16倍となっていく。
コロナ禍以降は金利上昇などの影響もあり、長期的に見ると利回り6~7%で複利運用される保険商品も上市されている。

こうした商品が詐欺かどうかを見極めるには、その商品が当該国でしっかりと登録されているか、そして契約やサポートを請け負う正規代理店がしっかりと当該国で登録されているかを確認する必要がある。
そして、正規代理店とは直接繋がっておくことが最重要!
外部セミナー講師や紹介者・仲介者など、間に無駄な人間や会社を挟むと責任の所在が曖昧になるし、無駄なコストがかかる可能性もある。
また、間に入ってくる人は正規代理店とは異なるので、詐欺的商品を紹介してくる可能性も否定できない。
こうやって書いていると実に簡単で当たり前のことだと思うので、読んでいる方も納得していただけるのではないだろうか?
それでも、怪しい投資案件に流されていってしまうのが人間の弱いところなのかなと感じる。
☆ご質問やご相談はこちらから。
オフショア籍の保険商品や金融商品はIFAと呼ばれる正規代理店と直接契約して繋がっておく事が重要!
海外には利回りが良いなど特徴のある優れた保険商品や金融商品が多く上市されている一方、悪意ある人たちが海外を使って詐欺的商品を販売している。
詐欺的商品に遭わずに合法的な優れた保険商品や金融商品に出会う為にはどうすれば良いのだろうか?
海外の保険会社は直接クライアントと受け入れてはおらず、IFA(Independent Financial Adviser)と呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを担当する事になっている。
海外の保険会社なので日本国内にIFA=正規代理店は存在していないので、海外の保険商品・金融商品に興味があれば、海外にあるIFA=正規代理店に直接連絡する事になる。
海外と聞くと怖気づいてしまう人もいるかもしれないが、日本人スタッフがいるIFAもあるのでそれほどストレスを感じる必要は無い。
IFAとはどんな資格を持って活動しているかと言えば、IFA登録国の保険当局や金融当局に登録されている会社の事になる。
例えば香港であれば、保険業を管理監督する政府直轄の「香港保険業監管局」=”Hong Kong Insurance Authority”や香港金融庁”Securities & Futures Commission of Hong Kong”に登録されているかをチェックしなくてはならない。
☆香港保険業監管局 ⇒ Hong Kong Insurance Authority
☆香港金融庁 ⇒ Securities & Futures Commission of Hong Kong
英語や広東語のサイトになるので、調べ方が分からない人はIFAと思われる会社に登録情報を聞いてみれば良い。
登録番号などを教えてもらえるはずだ。
中にはIFAのように装っている会社もあるので注意が必要なのだが、そうした偽装会社は言い訳を並べて登録が不要だと説明してくるかもしれないが、普通に考えれば必要か不要かは判断できるはずだ。
IFAはこうした機関に登録されているので詐欺的商品を案内できない。
詐欺的商品を案内したら登録を外されてしまうので、コンプライアンス重視で活動してくれる。
だが、日本市場に対してはIFAが直接クライアントに向き合わずに紹介者や仲介会社に業務を丸投げしているところもあったりする。
そうした紹介者や仲介会社は保険当局や金融庁に登録されてはいないので、合法的な商品を販売しつつ、詐欺的な商品を販売してきたりするのだ。
なので、IFAとは直接繋がらなければならず、直接繋がってくれないIFAを選択してはならないのだ。
詐欺的な商品に遭わずに合法的な優れた商品に出会いたければ、保険当局や金融庁にしっかりと登録されていて、紹介者や仲介会社を通さずに直接受け入れてくれるIFAを選択すればよい。
そうしたIFAであれば、自分の予算や考えに沿った合法的な優れた商品を案内してくれ、長きに亘って良きアドバイザー・メンターとなってくれる事だろう。
⇒ ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。


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