先日、友人たちと大衆居酒屋でお酒を飲んでいた。
すると、隣のグループが何やらスタッフにクレームを入れている。
そんな状況をみた友人が一言・・・「お金を持っていない人の方がクレームを入れるんですよね。」
お金を持っている人ほどクレームを入れずに落ち着いていられるのは、そうしたサービスが受けられるお店に行っているから!?
確かに、お金持ちの人がクレーマーになるという印象はない。
お金を持っていない人の方がギャンギャンうるさく言う傾向があるように感じる。
これは、お金持ちの人はしっかりとお金を払って、充実したサービスが受けられるお店に行っているからだと思う。
逆に、お金を持っていない人ほどコストパフォーマンス(費用対効果)をやたら気にしたり、「お客様は神様だ」と言った考えを持っていて、少しでもそうした路線から外れるとクレームを入れるのが事実かもしれない。
最近は、日本でも貧富の差が激しくなってきて、お金持ちとお金に困っている人が二分化されるので、落ち着いたお店とクレームを入れる人が行くお店に分かれつつあるように感じる。
とか言う私も、大衆居酒屋やセンベロ系のお店で気軽にお酒を飲むのが好きなタイプではあるのだが・・・こうした事を自分の肝に銘じて生きていかなければと思う。
クレームと言う点では、投資や資産運用の世界でも通ずる部分が多いと思う。
契約後、自分が思ったようにいかずにクレームや文句を言いたがる人は、どちらかと言えば少ない投資資金で運用を行っている人の方が多いのではないだろうか?
余裕資金で運用を行うと言いつつ、なけなしのお金に近い金額で行っていたり、投資を即金性のあるお金儲けと考えている人からすれば、思ったように事が進まないのはストレスになるのだろう。
一方、お金持ちの人は余裕資金で行っていて、長期的視点で物事を見ている人が多いので、そんなに簡単に心が折れたりする事はない。
こうした話、リスクをどのように考えて受け入れるかによるものだと思う。
安いお店に行けばサービスレベルが下がるのは仕方がない。
それを受け入れていれば、多少スタッフの動きに不備があっても文句は言わないだろう。
投資・資産運用の世界でもリスクを把握して受け入れる事は契約時に考えるべきポイントであるが、その場ではマイナスになるなどのリスクを受け入れると口にしつつ、実際にあれやこれやと文句を言うのは、実質的にリスクなど受け入れていないと言える。
この問題、日本人が生まれ育ってきた環境にも問題があると考えれる。
お客様は神様でお店のスタッフは過剰なサービスを行うと勝手に思ってしまっている。
(日本のサービスレベル・ホスピタリティマインドが高いが故に間違った感覚を持っている日本人が多い。)
また、金融教育を受けておらず、貯金第一主義・元本保証以外は受け入れられない人たちが多いように感じる。
日本人が世界基準になる為には、サービスとお金は比例する事や、投資にリスクは付き物など、当たり前のようで当たり前に受け入れられていない部分を変換していく必要があると思う。
こうしたマインドを持っていると、自然にお金持ちマインドになり、徐々にお金持ちへと近付いていける事だろう。
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