日本で良く知られた諺で「遠くの親類より近くの他人」という言葉がある。
何か困った時に、遠くに住んでいる親戚よりも近くにいる他人の方が頼りになるという意味の諺だ。
どちらかと言えば急に問題が起こった時に使われる諺であるが、資産運用に関してはあまり近い人を頼らない方が良いと思う。
また、急に問題が起こる前に早めに対応しておく事も鉄則と言える。
資産運用では近くの銀行や保険会社も他人も友人・知人も頼りにならない!
日本人はあまりお金のことを表立って話さない傾向にあると思う。
そして、何となく近くにある銀行にお金を預けている人が多いのではないだろう。
銀行にお金を預けていても資産が増えない事は明確であるが、いざ資産運用をしようと銀行などの金融機関に相談してみても良い商品を案内される事はない。
彼らが教育されているのは顧客がメリットを得られる商品ではなく、自社がメリットを得られる商品である。
金融知識が高いとも言えず、振り回されてしまうだけだろう。
保険会社でも同じ事が言える。
自ら近くにある窓口に足を運ぶ人もいるだろうし、身近な友人・知人に保険営業マンを紹介される事もあるだろう。
大学を出て直ぐの頃は保険会社に入社した友人などから保険商品の営業を頻繁に受け、何となく契約してしまう人が多い。
「保険は必要」という知識だけで、友人の顔を立てる事も考えて利回りの良くないような保険商品を契約してしまうケースが多いように感じる。
日本の保険会社の営業はGNP(義理・人情・プレゼント)が主流と言われていたりする。
要するに商品で勝負ができないので、GNP営業なる手法が必要になるのだろう。
義理や人情は身近な人に対しての営業そのものを指し示しているが、契約者が得をする訳でもなんでもない。
ちょっとしたプレゼントで喜ぶ人もいるかもしれないが、支払う保険料の対価としては小さ過ぎる。
根本的に日本の保険商品でまともに利回りが出る商品は見当たらない。
近くにいる人が頼りにならないと言うか、日本国内の金融環境がそうさせているので仕方ない。
頼りになるべき人や商品が近くにあれば良いのだが、頼りになる人や商品を遠くで探すしかない状況の人がほとんどだ。
遠くとはどこまでかと言えば、海外まで距離を離す必要があるはずだ。
そもそも、資産運用・資産保全の原理原則は分散投資である。
日本に住み日本で収入を得ているのであれば、お金の置き場は分散しなければならない。
「卵は一つの籠に盛るな」という鉄則があるように、国際分散投資を行う事で資産は守られるのである。
コロナ禍後半から円安と物価高騰が進行している。
円安は様々な要素が組み合わせっての結果だが、それだけ日本・日本経済・日本円の力が落ちていると言う事だろう。
(金利差ばかりに目を向ける人がいるが、金利差は為替を決定する一つの要素だが、金利だけで為替が決まる訳でもない。)
人口減少・少子高齢化が進む日本において、将来的に経済力が上がるとは思えないし、今後も円安は進行していく事だろう。
そのような状況で日本で日本円を貯め込んでいたら資産価値は下がっていってしまうはずだ。
日本から距離を取り、海外で外貨で資産を持つことにより資産は保全されるのだ。
また、物価高騰で苦しむ日本人も増えている。
物価高騰は日本だけでなく世界中で問題になっているが、日本のインフレ率は世界と比較するとまだまだ緩やかだ。
それこそが日本と海外の経済格差を表しているように思うが、世界は繋がっているので、今後は日本も世界と同じようなインフレーションに襲われても不思議でもなんでもない。
そうした事態に備えておかなければならないが、残念ながら日本国内の保険商品や金融商品で世界のインフレ率と戦っていけるような商品は存在しない。
だが、世界に目を向ければ利回り6~7%で複利運用されている商品もある。
こうした商品を活用すると15年後には資産は2倍近くになり、25年後には約4倍、30年後には5.5倍となるのでインフレに負けることなく資産価値を増やしていけるのだ。

自国だけでなく海外の人たちの資産を受け入れてくれる国や地域はオフショア金融センターと呼ばれている。
そうした国や地域は金融立国である事が多く、資産を保全したり増やしていく為の環境が整っている国や地域となっている。
その為、海外オフショアセンターに籍を置く保険会社が提供する商品は優れたプランになっているものが多い。

オフショア金融センターの情報も身近な友人・知人から聞く人が多いと思うが、友人・知人が金融知識に長けている訳ではないだろうし、ネットワークビジネスやマルチレベルマーケティングのような形で紹介者として活動している人が多い。
そうした紹介者の人たちは商品知識が浅く狭い。
とある商品の表面的な情報だけで説明する事が多いので商品概要は正しく伝わらないだろうし、契約後に自分とは合致していない商品を案内されたと後悔するケースが多い。
何とか契約させようと盛った話をしてくる事もあり、頼りにならない存在だ。
また、契約時だけいい顔をして、契約後はサポートもしてもらえずに悲惨な状況になる事が多い。
海外故にアフターサポートはとても重要になってくる。
資産を守りたければ資産は遠くに置いておくべきであるし、実際にオフショア金融センターには資産保全・資産運用に適した商品が多く提供されている。
ポイントは、自分の予算や考えに合致した商品に出会えるかどうかだと思う。
海外オフショア金融商品の優れた商品に出会い上手く活用したければ、身近な人ではなく海外のオフショア地域にあるIFA(Independent Financial Advisor)と呼ばれる正規代理店に直接問い合わせるしかない。
海外の保険会社は直接クライアントを受け入れてはおらず、IFAと呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートを担当する事になっている。
だが、海外の保険会社が提供する商品は日本には登録されていないので、日本にはIFA=正規代理店は存在しない。
なので、海外にあるIFA=正規代理店に連絡するしかないのだ。
海外のIFA=正規代理店なので遠くの存在と感じて連絡するのを躊躇するかもしれないが、日本人スタッフがいる正規代理店ももちろんある。
そうした正規代理店を活用して、自分自身の予算や考えに合致したプランについて先ずは相談し、如何に資産を保全して資産価値を上げていくかを考えるべきだと思う。
現地国や地域の保険当局や金融庁に登録されている正規代理店を選ぶ事が重要で、そうした正規代理店を選べば騙されたり詐欺に遭う事はない。
仮にそうした行動を正規代理店が取れば、保険当局や金融庁から登録を外されてしまうからだ。
例えば香港であれば、香港保険業監菅局や香港金融庁に登録されている正規代理店を選ぶ事が鉄則となる。
☆香港保険業監管局 ⇒ Hong Kong Insurance Authority
☆香港金融庁 ⇒ Securities & Futures Commission of Hong Kong
日本人スタッフがいて日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAであれば、契約後も安心できる。
責任持ってクライアントと向き合ってくれるIFAであれば、良きメンターとなり、将来に亘っても資産価値を大きく向上していける事だろう。
⇒ ご質問やご相談、正規代理店(IFA)の選定でお悩みの方はこちらから。
コメント