ベネッセの個人情報流出事件。
過去にないほどの個人情報が流出したようだ。
最大2,070万件の個人情報が流出したそうで、日本人の1/6が被害に遭っている?
日本の人口の1/6とは?
個人情報が流出された方には、ベネッセから直接、その報告と対策が説明されることだろう。
これは企業の責務。
自分は当てはまっているかどうかは気になるところ。
ベネッセは進研ゼミで有名な教育が柱の会社だが、たまごくらぶ・ひよこくらぶなど「たまひよ」という妊娠・出産・育児についてのビジネスから介護ビジネスまでを手掛けており、家庭に関することを網羅的に展開しているようだ。
その結果、所有している個人情報も膨大。
2,000万人強の個人情報を所有しているのは納得である。
そして、進研ゼミやたまごくらぶでは親子、介護ビジネスでは要介護者と契約書と複数の個人情報を取得することが、問題を大きくしているかもしれない。
ところで、日本の2,000万人とはどれくらいの規模なのだろうか?
・東京の人口の約1.5倍
日本の首都:東京、人が集まる場所であるが、東京の人口は約1,335万人。
言ってみれば東京都庁以上に個人情報を所有していた事になる。
大阪府の人口は約886万人で東京都と大阪府を合わせると2,221万人。
さすがにここまでは達しないが、日本を代表する両都市の人口の約9割に当たる個人情報が流出していると考えると恐ろしい。
・未成年人口の約9割
ベネッセの主力ビジネスは教育。
主に高校生までの学生が対象だが、日本の未成年人口は約2,300万。
仮に情報流出したのが全て教育案件としたら日本の未成年のほぼ全員の個人情報を取得していた事になる。
・増加する高齢者人口には追い付かない。
ベネッセは介護ビジネスも展開している。
日本の高齢者人口は約3,200万人。
増加を続ける高齢者人口、さすがに日本の人口の1/6とはいかないようだ。
企業にとっては個人情報は宝の山。
そこから新規案件、収益が生まれる。
法律がどうのこうのではなく、個人情報の保護に努めてもらいたい。
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