財形貯蓄、企業によって取り扱いが様々である。
企業によっては、積み立て時に数%上乗せしてくれるところもあり、4%以上の上乗せがあるのなら、やっても良いだろう。
資産運用で年利0.1%は、大きな意味はない!
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「独立行政法人 勤労者退職金共済機構 勤労者財産形成事業本部」というのがあるのはご存知だろうか?
私は知らなかったのだが、官僚の天下り先の一つであるはずだ。
私が何故この団体を知ったかと言えば、「現在の財形」と題して、特設サイトを作成しており、そのサイトを見たからだ。
リオオリンピックで銅メダリストを獲得した羽根田卓也選手を起用して、財形貯蓄を促している。
カヌー競技は日々の鍛錬により、0.1秒差がもの言う世界。
「継続性」や「0.1」という数字を資産運用にも当てはめて、毎月コツコツ貯蓄していこうと訴えていると思うのだが、資産運用で継続性はもちろん重要ポイントだが、例えば0.1%の利回りであれば、将来的に資産が増える訳ではない。
もちろん0.1%でも利回りが大きい方が良いのだが、利回り4%を超えない限り、財形貯蓄は意味がない。
何故なら海外の金融商品で、元本確保で年利4%の商品があるからだ。
私が大学を卒業して社会人になった時に財形貯蓄を行っていたが、その時には会社が5%上乗せしてくれていた。
5万円財形貯蓄として給与から天引きされると、5万2,500円が財形貯蓄の口座に振り込まれる制度であった。
(ただし、積み立て上限500万円。)
0.1%であれば、毎月50円しか上乗せされない。
これでは資産など貯まるはずがない。
5%上乗せの制度であれば財形貯蓄をやる意味があると思う。
しかし、将来的に日本円の価値がどうなるかもわからない現代社会において、0.1%がどうのうこうので悩むのであれば、財形貯蓄にお金を回す意味はない。
企業では天引き制度として、「従業員持株会」で自社株を購入できるところもある。
この制度も、会社が数%上乗せしてくれるところもあるが、卵を一つの篭に盛るな!の理論で考えれば、購入すべきものではない。
会社が潰れた時には、給料だけでなくこの株式も紙切れになってしまうので、何も残らなくなってしまうのだ。
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