日本のATMでお金を下ろす際にはキャッシュカード(ATMカード)、もしくは通帳を入れる事になる。
だが、香港の銀行口座ではこうしたシステムが徐々に変更になっている。
通帳はもちろん、キャッシュカード(ATMカード)不要で現金を引き出せるようになっているのだ。
ATMもデジタル化の時代へ!
日本のATMの場合、通帳やキャッシュカードを挿入し、暗証番号を入力する事で現金が引き出せる。
海外でもATMカードを挿入して暗証番号を入力する流れが一般的であったが、徐々に変わってきている。
香港ではATMカードが無くても口座番号と暗証番号を入力する事で引き出し可能だったり、スマホアプリでQRコードを表示させてATMに読み込ませて引き出す方法もあったりする。
つまりは、通帳だけでなくATMカードも不要な時代が訪れているのだ。
カードレス引き出しと呼んでいる人もいる。
世界はデジタル化が進み、銀行ではカードレスの時代が到来している。
そもそも、キャッシュレスの時代が訪れていて、現金を引き出す行為は減っているはずだ。
スマホ決済する人も多く、現金(紙幣・貨幣)を持ち運ばない時代もやってくる事が想像できるが、海外の銀行はそうした時代の波に乗っているように感じる。
無駄なカードを持ち運ばなくて済むならば、それで良いと思う。
日本の場合はこうした流れに乗っていけるのだろうか?
最近、ようやく通帳を無くす方向になってきている。
日本でも一部のネット銀行は同じようなシステムを導入していて、若者でスマホアプリやインターネットバンキングに慣れている人であれば難なく使いこなせる事だろう。
だが、銀行はお金をたくさん預けてくれている高齢者の意見を聞かざるを得ない。
通帳が無くなる方向にあると言えど、高齢者には通帳をそのまま継続できるようにしている銀行が多い。
また、QRコードのようなシステムをATMに完全導入するとなると多額の予算が必要になってくる。
開発費や設備費、そうした潤沢な予算を持っている銀行が日本にあるだろうか?
日本の銀行はシステム障害も多く、なんとか経営をやりくりしているところばかりと感じるが、このままでは世界の銀行から遅れを取ってしまう。
ITやAIは日本の弱点と言え、キャッシュレスシステムも海外よりも弱さがあるが、やはり金融全体で日本は世界と戦っていける土壌にはないなと感じてしまう。
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