2012年にフレンズプロビデント(Friends Provident)が日本居住の日本人を受け入れ停止してから長い年月が経った。
スタンダードライフも2014年に香港内の販売レギュレーションが変更となって以降は、香港サイド(保険会社やIFA=正規代理店)がそれほど販売をしなくなっている。
そして、2020年にはヘンアン・スタンダードライフと名称変更している。
フレンズプロビデントもスタンダードライフも、どちらの商品も今はお宝証券となっているだけに、契約されている方は頑張って満期まで継続する事をお勧めしたい。
フレンズプロビデントやスタンダードライフで疑問点が生じたり解約希望時はIFA=正規代理店に質問してみよう!IFAが分からない時は移管すべし!
人間、記憶できる脳の容量は決まっている。
10年以上前に契約したフレンズプロビデントやスタンダードライフについて、手数料を含めた商品概要を確実に覚えている人の方が少ないことだろう。
積立投資なので、契約してしまえば日々淡々と過ごしていけばいいのだが、ふとした瞬間に気になってしまうこともあると思う。
さすがにフレンズプロビデントやスタンダードライフの事が気になって夜も寝られないという状況に陥る人は少ないと思うが、スッキリとさせたいのであれば、お世話になっているIFA(Independent Financial Advisor)=正規代理店に商品概要を再度聞いてみれば良い。
オフショア投資は正規代理店であるIFAを通して契約しており、最後までサポートをしてくれるのもIFAの務めである。
なので、気になることがあれば質問してみればいいのだ。
途中解約したいと思った時も同様だ。
IFAに連絡すれば対応してくれる。
解約後に日本の銀行に戻すのか、それともせっかく海外に資産移転したお金なので、海外の銀行の着金させたり他の金融商品でリスタートさせるのかなどの戦略もIFAが一緒に考えてくれる。
個人的には、日本円リスクが高まっている中でわざわざ日本に資産を戻す理由は無いと思う。
生活費が必要であれば仕方ないが、そうでなければ、海外に資産を置いておいた方が良い。
それなりにまとまった解約返戻金があれば、以下リンクのようなサンライフ香港社が提供している貯蓄型保険商品を契約するのも良い戦略だと思う。


だが、自分がどこのIFAと契約したのか把握していない人がいたりする。
10年以上も前の事なので忘れてしまったのか?
もしくは、そもそも契約時にきちんと説明を受けなかったからか?
往々にしてあるケースだが、紹介者や仲介会社を通して契約していてIFAとそもそも接点がなかったり、酷いケースだと当初からIFA=正規代理店がどこかを教えてもらっていない事もある。
紹介者や仲介会社を通して契約すると、その紹介者や仲介会社がサポートを担当するようになるのが一般的だが、10年以上に亘ってサポートを継続できる紹介者や仲介会社は稀である。
ふと気になった時に、紹介者や仲介会社と連絡が取れなくなっていたり、紹介者や仲介会社の連絡先が分からなくなって右往左往してしまうこともあったりする。
いわゆる「オフショア投資難民」となってしまっている状態だが、そうなるとIFA=正規代理店の移管(変更)をするしかない。
仮に、契約時にもIFAからきちんとフレンズプロビデントやスタンダードライフの説明を受けていなかったり、サポートを受けられる体制にないというならば、移管せざるを得ないだろう。
今更ながらの話になるが、契約の仕方が問題あったと言わざるを得ない。
IFAの移管は今契約しているIFAに特に連絡する必要はなく、新しくお世話になりたいIFAを探してきて、そこで契約を始めればいいだけなので、後ろめたさを感じる必要もない。
そもそも、サポートをしてくれないIFAであれば、サクッとサヨナラすべきである。
だが、移管側のIFAにも受け入れ条件がある。
積立を長く停止していたり、今後も継続する意思がないようなクライアントをわざわざ受け入れてはくれない。
また、解約前提のようなクライアントも受け入れてはくれない。
解約後に何らかの商品を別途契約してくれるのであれば受け入れてくれるかもしれないが、解約だけの手続きの為にIFAはわざわざ相手などしてくれないのだ。
解約だけを考えたいのであれば、そうした業務に特化している専門業者にお世話になるしかない。
もちろん、専門業者に解約を依頼すれば有料となる。
☆ご質問やご相談等はこちらから。
フレンズプロビデントやスタンダードライフのIFA=正規代理店とは?
フレンズプロビデントやスタンダードライフなどのオフショア金融センターの保険会社は、基本的に直接クライアントを受け入れてはいない。
IFAと呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを請け負う事になっている。
その為、IFA=正規代理店が最重要と言われる世界なのだ。
中にはIFAがそうした責務を放棄して、日本にいる紹介者や仲介会社に丸投げしている事もある。
中にはと書いたが、実際にはそうしたIFAの方が多い。
マルチレベルマーケティング(MLM)・ネットワークビジネス・ねずみ講のような体制にしているのだが、そうした階層にいる紹介者や仲介会社は知識レベルが低かったり、責任感がない事が多い。
その為、アフターサポートなどを行わずに逃げてしまうのだ。
フレンズプロビデントやスタンダードライフなどのオフショア投資商品はIFAと直接繋がって、直接サポートしてもらえるようにしておく事が大切なのである。
もっと早く知りたかった!と感じる人もいるかもしれないが、今からでも遅くはない。
IFAは移管できるからだ。
契約時もそうだったかもしれないが、どのような会社がIFAか分からない人も多いだろう。
フレンズプロビデントやスタンダードライフは香港籍の商品として契約しているはずだ。
当時、香港に渡航して契約をした事を思い出してもらいたい。
その為、フレンズプロビデントやスタンダードライフのIFA=正規代理店は香港の金融庁に登録されている会社となる。
なので、フレンズプロビデントやスタンダードライフの移管は香港の金融庁に登録されているかどうかを確認する必要がある。
香港の金融庁は「香港証券先物委員会(Securities & Futures Commission of Hong Kong、通称SFC)」であり、このSFCに登録されている会社がIFAとなる。
☆香港証券先物委員会 ⇒ Securities and Futures Commission
広東語や英語でのサイトになっているので登録の確認が難しいと感じたのであれば、IFA=正規代理店と思われる会社に登録状況などを聞いてみれば良い。
登録番号などを教えてもらえるはずだ。
IFAと思われる会社も分からないと言う時は私に相談してもらえれば、可能な限り手助けしたいと思う。
香港SFCに登録されている事を大前提として、その中から日本人スタッフがいて、日本人に対するサポート力があるIFAを選んで移管手続きを進めてもらえれば良い。
直接クライアントと向き合って対応してくれるIFAであれば、満期まで積立投資を完遂できる事だろう。
そして、満期後の戦略についてもじっくり話し合っていけるはずだ。
☆ご質問やご相談、IFA=正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。
コメント