7月11日は世界人口デー!
1987年7月11日に世界全体の人口が50億人を突破した事から、世界の人口問題への関心を深めてもらう為に国連人口基金(UNFPA)が1989年に制定した記念日である。
世界人口は右肩上がり、日本の人口は右肩下がり!
世界人口デーである7月11日、せっかくなので世界の人口をチェックしてみたいと思う。
19世紀に入ってから急激に人口が増加した世界人口、1987年に50億人を突破している。
以後毎年8,000万人前後のペースで人口は増えており、1999年には60億人、2011年には70億人、そして2023年には80億人を突破している。
2050年頃に1000億人に達すると予測されている。
人口が増えれば経済はその分活性化されるが、食糧問題などが発生するマイナス要素も考えられている。
一方、こちらは日本の人口推移。
20世紀になってから急激に人口が増加したが、2010年頃にピークアウトしている。
人口は減少に転じていて、2050年頃には1億人を割り込むと予想されている。
人口が増えなければ経済は活性化されにくいが、ただ単に人口が減少しているのではなく少子高齢化が進んでいる事も大きなポイントである。
労働人口が減っていくので、経済は活性化されない。
そして、年金などの社会保障費は増大していく。
日本の人口問題を見ると経済・金融の問題も見えてくるのだ。
増税しなくてはならないが、それでも足りないので大量の日本国債を発行している。
保険会社や銀行が提供する金融商品が低金利なのは多額に発行されている日本国債の影響であり、人口問題を見ると日本で資産運用してはならない事が分かるはずだ。
保険会社や銀行は日本国債を半ば強制的に購入させられているので真っ当な金融商品を組成できない。
それでも成り立っていけるのは金融の知識が低い日本人がそうした金融商品を購入してくれるからだろう。
日本政府はこうしたスキームを成り立たせる為に、日本人に金融教育をさせていないとも言われている。
夏休み間近だが、人口問題は子供の自由研究の題材とするのも面白いかなと感じる。
日本は金融教育が行われないと言われるが、人口のデータから金融を深堀していくのも興味付けの観点から有りだと思う。
そうした研究を進めていくと日本経済のヤバさに気付き、日本円リスクを感じていく事だろう。
コロナ禍以降、円安やインフレが進んでいるが、そうした状況に対応していく事も必要だ。
日本円を貯め込んでいてもリスクが高まるだけであり、資産価値は激減していく。
余裕資金があるならば海外に資産を逃避させる必要がある。
資産保全の為には国際分散投資が重要である事を知ってもらいたい。
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