日本人が最も多く契約している海外オフショアの積立投資商品と言えば、マン島籍のRL360°(アールエルスリーシックスティ、旧名ロイヤルロンドン)が提供しているQuantumからランニングチェンジされたRSP(Regular Savings Plan)と思う。
RL360°は契約に値する価値ある保険会社だと言えるが、日本居住の日本人が契約が出来る海外オフショア籍の積立投資商品を提供している保険会社はどのようなものがあるのだろうか?
それらを比較してみて、どの商品がおすすめなのかを考察してみたい。
海外オフショア積立投資商品、自分がどの商品が合っているかは多くの商品を取り扱っている正規代理店(IFA)に直接相談してみれば良い!
日本居住の日本人が契約できるオフショア籍の積立投資商品を提供している会社、ザッと上げると以下のようなリストになってくる。
◆RL360°(アールエルサンロクマル)
◆Investors Trust Assurance SPC(インベスターズトラスト)
◆Sun Life(サンライフ)
◆FT Life(エフティライフ)
◆Standard Life(スタンダードライフ)
◆Metis Global(メティスグローバル)
◆Cornhill(コーンヒル)
◆Premier Trust(プレミアトラスト)
◆DOMINION CAPITAL STRATEGIES(ドミニオンキャピタルストラテジー)
この中で、とある正規代理店=IFA(Independent Financial Advisor)だけでしか契約が出来ない商品は先ず除外をしたい。
Metis GlobalとCornhillがそれに該当するが、IFA紐付きの商品だとそもそも他社比較ができないし、そのIFAに何かあったり相性が合わないなと感じても移管(IFAの変更)ができない。
Premier Trustに関しては、役員の資金流用疑惑が発生したり、グループ会社であるPremier Assurance Group SPC Ltd.がケイマン諸島の監査法人の管理下に入ったりと経営母体的に不安があるのでおすすめできない。
残ってくるのがRL360°、Investors Trust、Sun Life、FT Life、Standard Life、DOMINION CAPITALと言ったところになってくる。
香港のSun LifeやFTLifeは保険商品を提供する会社として有名だが、積立投資商品もある。
同じく香港のStandard Lifeを含めてだが、2014年に香港の積立投資商品に対するレギュレーションが変更されて以降、日本居住の日本人の契約者は激減している。
商品もマイナーチェンジされたのだが、どちらかと言えば販売サイドのレギュレーション変更となっている。
販売側(IFA)もそれほど力を入れていないので、あまり商品情報などが出てこない。
その為、しっかりとIFAとコンタクトが取れないと契約後に不安になると思う。
そう考えると、他の積立投資商品が契約できる状況であえて選ぶ商品ではなくなってくる。
ここで取り上げた積立投資商品を提供する会社だが、提供している商品は毎月一定額を拠出して複数のファンドで運用していくファンドオブファンズ型と、それ以外のユニークな商品とに分かれる。
ファンドオブファンズ型はどの会社の商品概要もほとんど同じである。
手数料についてもほぼ同等。
Investors TrustのEvolutionの手数料が安いと勘違いしている人もいるようだが、実はそうではなく、他社とそれほど変わらない。
そうなると、社歴などの信頼性がポイントとなってくるので、やはりRL360°が一番おすすめと言える。
RL360°の設立は1861年で社歴が160年以上もあるのに対し、Investors Trustは2002年、DOMINION CAPITALは2004年設立と社歴は20年ほどしかなく、圧倒的な違いがあるのだ。
ファンドオブファンズ型以外の積立投資商品としてはInvestors TrustのS&P500IndexやDOMINION CAPITALのProtected Investment Portfolioなどがある。
Investors TrustのS&P500Indexは10年積立で100%、15年積立で140%、20年積立で160%が元本確保される商品だ。
ただし、途中で積み立てが停止したり一部引き出しすると、元本確保の権利は消滅する。
DOMINION CAPITALのProtected Investment Portfolioはファンドオブファンズ型の積立商品に付与されるサービスで、時価総額に対して手数料1%を支払う事で「過去の最高運用時価総額の80%が保証される」ようになっている。
どちらも日本人が好みそうな元本確保型商品だが、そのスキームをしっかりと理解すれば契約する価値があると思う。
長い文章になってしまったが、自分がどの商品に合致しているかは、多くの商品の取り扱いがあるIFAと呼ばれる正規代理店に直接聞いてみれば良い。
どの商品を選択するにしても、IFAに直接連絡して直接話を聞き、契約後も直接サポートをしてくれるIFAを選ぶ事が重要だ。
☆ご質問やご相談、正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。
海外オフショア籍の積立投資商品はIFAと呼ばれる正規代理店が契約からアフターサポートまでを担当する!
海外オフショア籍の積立投資商品を提供している保険会社等は直接クライアントを受け入れていない。
IFA=Independent Financial Advisorが正規代理店となり、契約からアフターサポートまでを担当する事になっている。
日本の金融商品ではないので、日本にIFA=正規代理店は存在しない。
なので、こうした商品に興味があれば、海外にあるIFAに連絡する事になる。
海外にあるIFAと聞いて躊躇してしまうかもしれないが、日本人スタッフがいるIFAもある。
日本人スタッフがいるIFAであれば、日本語でやり取りできるので安心できるはずだ。
中にはIFAとクライアントの間に入ってくる紹介者や仲介会社がいたりする。
こうした立場の人は全く不要であるし、日本の金融庁に登録していない商品の勧誘や営業を行っていけないことになっているので、そもそも違法な立場の人になる。
金融商品取引法に抵触するのだ。
個人情報などを提供してはいけないし、違法行為を行っている人に近付いてはならない。
紹介者や仲介会社は間に入っているだけなので、紹介者や仲介会社から話を聞くと商品知識が乏しく間違った情報を得てしまう可能性がある。
よくあるパターンとして、何とか契約をしてもらおうと話を盛ったトークをしてくる事が多い。
また、とある商品の知識を狭く浅くしか持っていないので、自分の考えに合致しない商品を案内される事もある。
契約から数年経って、最初に聞いていた話と違う、自分には違う商品の方が良かったのでは?と思い後悔する人もいる。
紹介者や仲介会社経由で契約すると、サポートも紹介者や仲介会社が請け負う事になるのがほとんどだ。
商品知識や責任感がないので、杜撰なサポートをされる事もあるし、途中でサポートを投げ出される事もある。
こうした事にならないように、紹介者や仲介会社を通さずに直接IFAに連絡を取って、契約から満期までIFAから直接サポートを受けられるようにしておく事が重要だ。
無駄に関わる人や会社が増えても責任の所在が曖昧になるだけで、プラスになる事は何もない。
この法律は金融商品取引法になるのだが、販売側を規制しているだけで購入するのは合法だ。
購入は勧誘や営業を受ける事なく、自らの意思で注文を入れる事だけが許されているので、海外にあるIFAに直接連絡するしかないのだ。
日本人スタッフがいて日本人の受け入れやサポート実績が豊富なIFAを選んでおけば安心できると思う。
そして、責任感持って自社で自らクライアントと向き合ってくれ、満期までしっかりとサポートしてくれるIFAである事が重要だ。
そうしたIFAに直接連絡して、自身の予算や考え方、家族構成などを伝える事によって、ご自身に合致した商品を案内してくれるはずだ。
☆ご質問やご相談、正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。
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