政府想定よりも人口減少スピードが速い国、日本!?外国人人口の増加がなければその速度は更にその倍となるので資産保全の検討は真剣に!

人口問題

本日は2021年の成人の日。

21世紀を迎えた2001年に生まれた子たちが成人を迎えるので、一つの時代の節目だなと感じるが、その成人人口は減少を続けている。

日本の人口減少に歯止めはかからない!

成人の日はその名の通りに成人になった人たちをお祝いする日であるが、私の中では日本の人口問題を考える日だと思っている。

成人の日と敬老の日は総務省統計局から人口統計が発表されるので、このタイミングで人口問題を自然と気にしてしまうのだ。

新成人人口、高齢者人口、どちらを取っても喜ばしい数字は出てこないのだが、だからこそ人口について自然と考えてしまうのである。

日本の人口減少・少子高齢化問題はここで書くまでもなく皆さんご存知であろうが、2021年の成人の日のニュースでは、

【総人口に占める新成人人口は、12年連続で1%を下回った。】

と出ていた。

人生100年時代と言われるが、単純に0~100歳のバランスで言えば1%はいなければならないし、100歳近い人口が少ない事を考えれば、新成人が1%もいないのはインパクトのある数字だ。

しかもそれが12年も続いている。

日本の総人口は2005年頃を頂点にピークアウトしているが、その数字ともほぼ一致する。

2022年の新成人は前年比4万人減の120万人。

毎年12月にはその年に出生数を公表しているが、2021年は80万5000人程度となっており、これは政府が想定していた2028年の数字らしい。

政府予測よりも7年も早いスピードで人口減少・少子高齢化が続いている事になっているようだが、20年後の新成人は今年生まれた出生数よりも大きくなることはないので、20年後の新成人は約80万人となるはずであり、新成人の減少化に歯止めはかからない。

 

日本の総人口を見ても、ここ5年間で94万人減となっている。

これが多いか少ないかの判断は難しいところであるが、人口が減少している事に間違いはない。

また、この数字は外国人人口も加味されていて、この5年間で外国人人口は約84万人増えているので、日本人の人口は178万人減少している事になる。

2030年に日本の人口は大幅に減少し、経済が苦しくなり回らなくなるのではないかという「2030年問題」がある。

日本の人口・経済を考えると、本気で移民を受け入れられるかを議論する時になっていると思う。

 

成人の日は本来明るく新成人を祝うべきでるが、数字を真剣に見ていると、危機感しか出てこない。

個人として考えるべきことは、如何に海外に目を向けるかと言う点になってくると思う。

若い子たちには、これからの時代はワールドワイドにと言っているが、若い子たちだけでなく、大人ももっと世界に視野を向ける必要があるはずだ。

とは言え、仕事や家族の事を考えると簡単に世界に出ていけるものではないだろう。

少なくとも資産は海外に先に移す事を考えるべきだと思う。

人口が減少している国や地域で経済が上向く事は考えにくく、無意味にそうした場所に資産を置いていても資産価値が減少する可能性の方が高い。

人口減少・少子高齢化は社会保障費の圧迫や増税なども絡んできて「お金」の問題に直結するので、資産保全しなくては!という意識を持つべきだと思う。

 

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