中小企業の経営者とお話をさせて頂く事が度々ある。
ひと昔前から日本はヤバいと語る中小企業経営者は多かったが、このところ、そうした考えを持っている中小企業経営者が一機に増加したように感じる。
経営がし辛い日本!海外に出たがる中小企業経営者!
私が接する中小企業経営者は本ブログを通じてという方も多いが、そうでない方ももちろんたくさんいる。
ブログを通じて知り合う中小企業経営者はそもそも日本 or 日本円に不安を覚えて、資産保全の為に資産逃避・資産移転を行おうと思っている訳で、前提として日本に悲観している人が問い合わせてくると言えるだろう。
私が最近感じるのは、ブログ経由ではなく、資産運用や金融とは関係ない接し方をしている中小企業経営者の方々から日本の将来を憂う発言を多々聞く事である。
以前からも日本・日本政府に対して不平不満を言う中小企業経営者は多かったが、それでも、自分たちの力で日本を盛り上げようと考える傾向にあったと思うが、ここ最近は日本は本当にヤバいと感じている経営者が増えているのだろう。
人口減少・少子高齢化で内需が縮小する中、増税や社会保障制度の負担増は労働者(国民)だけでなく、企業にも打撃を与えている。
そんな中で円安やインフレが進行すれば、さすがに嫌気が差すのだろう。
日本政府がこうした問題に対して打開策を講じてくれれば良いのだが、これまで以上に増税や社会保障の負担増を行う事しか見えないから、中小企業経営者が嫌になるのも当然だ。
国民も同じように考える人が増えている。
ひと昔前とこれまた異なるのは、海外進出を考える中小企業経営者が増えているように感じる事である。
コロナが収まればハッピーな時代が戻ってくると思っている人もいるかもしれないが、世界的にはそうであっても日本だけは状況が異なってくるかもしれない。
コロナ終息後、中小企業の日本脱出が増えるかもしれない。
それほど日本はヤバい状況になっている。
そんな状況になれば、円は更に売られて円安進行という負のスパイラルに陥ってしまうかもしれない。
これは単なる私の肌感覚的な話ではあるが、日本・日本政府に対してはプラスのエネルギーよりもマイナスのエネルギーを感じている人が多いのは事実であろう。
日本政府に頼っていても仕方ないと感じて、己の力で打開策を講じ、道を切り開いていく人が増えること自体は個人的には何ら問題とは感じない。
Boys be ambitiousはboysだけでなく、中小企業経営者だけでなく、日本の全国民が持たなければならないマインドかもしれない。
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