アメリカ・ラスベガスCES視察!ネバダ州での食事(ランチ)物価比較や海外企業の勢いから日本の将来を案じてしまう。

世界経済

2023年、年が明けてから直ぐにハワイ経由でラスベガスに行ってきた。

ラスベガスで感じた事をまとめておきたい。

(↓日本出国・ハワイ編はこちらから↓)

2023年1月版アメリカへの出国方法の状況やハワイでのランチ物価報告、ホノルルの様子、HSBC香港ATMカードの引き出し方法etcまとめ!
2023年1月版アメリカへの出国状況やハワイで感じた事のまとめ。ランチでの物価情報、ホノルルの賑わい状況などに加えて、現地銀行ATMでのHSBC香港引き出し報告etc。賑わいを取り戻しつつあるハワイの雰囲気や物価を見ていると、日本のヤバさを感じてしまう。

ラスベガスにやってきた1番の目的は、世界最大の展示会であるCES2023の視察の為である。

Consumer Technology Associationが主催している展示会で、世界の大手電機メーカーや自動車メーカーなどが新技術のお披露目をするような場所になっている。

(当初の名称がConsumer Electronics Showだった為、今でもその頭文字を取ってCESと呼ばれている。)

日本でも報道されているので見聞きした人も多いのではなかろうか?

1日の来訪者6万人を誇る展示会で会場が幾つかに分かれているのだが、2023年からは会場間をトンネルで繋ぎテスラで移動できるようになっていて、その移動すらも注目の的となっていた。

日本の企業も頑張っていたが、正直あまりパワーを感じなかった。

好きか嫌いかはさておき、韓国はこうしたところでとても勢いを感じる。

大手企業は大きなブースでアピールしていて、スタートアップ企業が集結したフロアもあるのだが、そこでも韓国は大きなエリアを確保して活動していた。

国のバックアップもあるのだろうが、単純に面積比較すると韓国は日本よりも数倍の力があったと言える。

日本は防衛や少子化対策などに割かなければならない予算が多々あるが、企業のバックアップもしていかなければ世界からどんどん遅れていってしまうように感じる。

円安ではあったが、日本からツアーを組んで視察している団体もあったりしていたので、興味ある方は来年以降のCESに足を運んでもらえたらと思う。

世界の最新技術を肌で感じられたり、世界と日本の差を認識できるはずだ。

蛇足だが、西村康稔経済産業大臣も20人ほどの人を引き連れて視察に来ていた。

今は経済産業大臣だが、新型コロナウイルス感染症対策担当大臣として思い出す人が多いのではなかろうか?

今回のCES視察の件も報道で取り上げられていてが、マスメディアではマスク姿となっていたが、現場ではノーマスクで歩いていた。

日本とアメリカは真逆で、日本はノーマスクの方が珍しいが、アメリカの場合はマスクをしている人の方が稀である。

郷に入っては郷に従えでマスクを外していたのだろうが、わざわざ日本のマスメディア向けだけにマスクをする必要があったのだろうか?

現地には多くの日本人がいたので、ノーマスクであったことはバレバレでSNSで拡散されてしまうだけだと思うのだが…

 

ハワイ同様にラスベガスでの物価事情をお伝えしたい。

アメリカ南西部や中部で展開しているハンバーガーチェーンのIn-N-Out Burgerに行ってみた。

ダブルチーズバーガーとポテト、ドリンクのセットでUSD9.15であった。

これで2人前でドリンクが付いてくる。

日本円にして1300円くらいなので、日本の1.5~2倍くらいのイメージだろうか?

アメリカは物価が高いのだが、量が多いという事も加味しておかなくてはならない。

こうしたチェーン店のドリンクはコカ・コーラなどが提供してくれている事が多く、基本的にはサーバーでセルフサービスになっていておかわりは自由。

食べ終わってお店を出る直前にドリンクをカップに入れて、そのまま車に乗り込む人がほとんどだった。

量が多く、ドリンクフリーで料金2倍弱なら安いと感じるかもしれないが、こうした料金で食事を取れるのは稀だと思う。

現地に住んでいる日本人に聞いたところ、ランチやディナーをUSD20以下で食べる事は困難だと言っていた。

こちらはラスベガスのとあるラーメン屋さんのメニュー。

ラーメン1杯16~18USDなので、2,000円強となる。

ここにサイドメニューを付けてチップも加えると40USD近くになり、日本円にすると約5,000円。

日式のラーメンなのでやや高く料金が設定されているとは言え、やはり高い。

だが、これがアメリカでの平均的な外食事情と言えるようだ。

世界で活躍するサッカー選手、本田圭佑さんが日本のラーメン価格は安過ぎるとツイートして話題になっていたが、日本のラーメンは安過ぎるという側面もあるだろう。

ちなみにラーメンは横浜家系のようなスタイルでとても美味しかった。

チェーン店を探せば1,000円台で食事にありつけるが、それでも1,000円を下回る事は難しい。

現地の方が言う通り、外食費用がUSD20以上と考えれば、少なくとも日本の2~3倍以上の物価と言える。

ちなみに、基本的に毎日外食してお酒を飲んでいたが、1人当たり平均USD100ほどの支払いとなっていた。

チップの影響もあるが、夜の食事も2倍以上といった感覚だ。

これがアメリカの標準と言えるが、世界中でインフレが起こっている中、日本は追随していけるか心配だ。

単に日本での食生活を考えれば物価は安い方が良いのだが、世界経済から取り残されてしまうと、日本は世界と戦えない国になってしまう。

 

(次回は日本帰国編をお伝えしたいと思う。)

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