なかなか減ることのない詐欺事件。
特に21世紀型詐欺とも言えるオレオレ詐欺的手法。
その被害額が2014年上期だけで268億円になるらしい。
命の次に大事なお金・・・
オレオレ詐欺、振込詐欺、色々と名称が変わったが、今ではニセ電話詐欺と呼ばれているらしい。
手法が多岐に渡り、息子を装う手法や、ATMで振り込ませる手法は1つの手法に過ぎず、名称をニセ電話詐欺に統一したのだろう。
ATMに行けば詐欺に気を付けてください的なポスターがたくさん貼られており、詐欺師からすれば使えない手法。
その為に、現金手渡し型や現金送付型が増えているようだ。
しかし、不思議で仕方無い。
どのように欺けば、直接お金を手渡しする事を決断するのだろう?
どのような手続きで、お金を郵送しようと思うのだろう?
詐欺師は心理学に長けている。
ニュースを見て、そんなアホな!と思うような手法でも、気付いたら自分が被害に合わないように注意しなければならない。
投資の世界では「命の次に大事なお金」という言葉をよく耳にする。
それほど大事なお金。
何故、簡単に巨額のお金を手渡ししたり郵送したりできるのだろうか?
慌てずに一歩引いて冷静に考えてもらいたい。
詐欺師サイドからすれば、これは立派なビジネスだ。
半期で268億円なので、年商536億円。
表に出ている被害額の総計であって、実態はもっと多いだろう。
中小企業以上、大企業にも匹敵する年商だ。
もちろん違法なお金なので納税することなど有り得ない。
これだけのお金が日本で動いているのが不思議な感じがしてならない。
もっと有効にお金を動かしてほしいと思うし、詐欺師もその能力を合法的に使って欲しいと思う。
日本人の誠実さ、金融リテラシーの低さからすれば、詐欺を減らすのは難しいの感じがするのが何とも悲しい。
(ニセ電話詐欺 最悪268億円 上半期「振り込み」2割切る)
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