歴代の日本銀行総裁一覧まとめ!約140年で植田和男氏は30代目(延べ32人)となっていて歴代内閣総理大臣の64人よりもかなり少なく半数!

日本経済

令和5年4月9日(日)、日本銀行の新総裁として植田和男氏が就任した。

東京大学名誉教授で東京大学大学院経済学研究科長の日銀総裁就任で日本経済は立ち直る事ができるのだろうか?

歴代の日本銀行総裁の一覧まとめ!

日本銀行の総裁は内閣での任命によって決定される。

「国会同意人事」と呼ばれる任命となるのだが、中立性・独立性が求められる政府機関のトップ人事の決定にあたっては、衆議院・参議院の両院で各々過半数の承認が必要とされている。

この国会同意人事で植田和男氏が任命されたのだが、植田和男氏はマクロ経済学、金融論を専門とする経済学者である。

日本銀行総裁は日本銀行や財務省(旧大蔵省)出身者が長らく務めてきたのだが、植田氏の就任は戦後初の経済学者出身の総裁誕生となる。

右肩下がりの日本経済を復活させる為のキーマンと内閣は考えているのかもしれない。

そんな日本銀行の総裁、歴代の一覧をまとめてみた。

氏名 期間
1 吉原重俊 明治15年10月6日~明治20年12月19日
2 富田鐵之助 明治21年2月21日~明治22年9月3日
3 川田小一郎 明治22年9月3日~明治29年11月7日
4 岩崎彌之助 明治29年11月11日~明治31年11月20日
5 山本達雄 明治31年11月20日~明治36年10月19日
6 松尾臣善 明治36年10月20日~明治44年6月1日
7 高橋是清 明治44年6月1日~大正2年2月20日
8 三島彌太郎 大正2年2月28日~大正8年3月7日
9 井上準之助 大正8年3月13日~大正12年9月2日
10 市来乙彦 大正12年9月5日~昭和2年5月10日
11 井上準之助(2度目) 昭和2年5月10日~昭和3年6月12日
12 土方久徴 昭和3年6月12日~昭和10年6月4日
13 深井英五 昭和10年6月4日~昭和12年2月9日
14 池田成彬 昭和12年2月9日~昭和12年7月27日
15 結城豊太郎 昭和12年7月27日~昭和19年3月18日
16 渋澤敬三 昭和19年3月18日~昭和20年10月9日
17 新木栄吉 昭和20年10月9日~昭和21年6月1日
18 一萬田尚登 昭和21年6月1日~昭和29年12月10日
19 新木栄吉(2度目) 昭和29年12月11日~昭和31年11月30日
20 山際正道 昭和31年11月30日~昭和39年12月17日
21 宇佐美洵 昭和39年12月17日~昭和44年12月16日
22 佐々木直 昭和44年12月17日~昭和49年12月16日
23 森永貞一郎 昭和49年12月17日~昭和54年12月16日
24 前川春雄 昭和54年12月17日~昭和59年12月16日
25 澄田智 昭和59年12月17日~平成元年12月16日
26 三重野康 平成元年12月17日~平成6年12月16日
27 松下康雄 平成 6年12月17日~平成10年3月20日
28 速水優 平成10年3月20日~平成15年3月19日
29 福井俊彦 平成15年3月20日~平成20年 3月19日
30 白川方明 平成20年4月9日~平成25年 3月19日
31 黒田東彦 平成25年3月20日~令和5年4月8日
32 植田和男 令和5年4月9日~

日銀総裁の任期は5年となっている。

黒田東彦氏は2期10年務めた事になる。

明治15年(1882年)からの約140年の歴史の中で植田和男氏は32人目(延べ30人)の日銀総裁となった。

内閣総理大臣は明治18年(1885年)12月22日に初代伊藤博文が就任して以降、岸田文雄総理が64年人目の総理大臣であり、比較をすると日本銀行の総裁は半分の人数なので、平均した在任期間は倍くらいと言えるだろう。

総理大臣と比較して在任期間が長いので、ゆっくりじっくりと政策を考えれるかと言えば、そんな悠長なことを言ってられる余裕は日本にはない。

2024年には新紙幣が発行される事になっているが、それを機に日本経済を立て直せるのかに注目してみたい。

個人的には誰が日本銀行の総裁になっても、その道は厳しいと感じざるを得ないのだが…

 

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