日本の生命保険や年金積立商品の年間利回りは、1%くらいになるのが普通。
普通と言うか、構造上1%以上の商品の設定は不可能である。
日本国債に縛られる日本国内の金融商品
日本国債は1,000兆円ほどに膨れ上がっている。
国債は借金であるので、当然返済をしなければならない。
返済に関しては利子を付けてお返しする必要があるが、大きな数字は乗せられない。
1,000兆円に対して、1%の利子であれば10兆円、2%であれば20兆円となるのだが、日本の国家予算は100兆円弱。
1%上乗せするごとに、国家予算の10%を食われていくことになり、安々と金利を上げる訳にはいかない。
日本国債は簡単に発行されるが誰が購入しているのだろうか?
あなたのまわりに日本国債を購入している人はいますか?
いないと思う。
私も購入しない。
これだけ多額の借金を抱えているのに金利が低い。
そして人口が減少しており将来も明るくない。
こんな日本国債を購入しているのは日本国内の金融機関。
(購入させらているという説も)
金融機関からすれば、1%しか利回りのない金融商品を購入しても、それ以下の利回りで顧客に売り出せばその利ザヤは取れる。
故に、日本国内の多くの生命保険や金融商品の利回りは1%以下に設定されているのだ。
1%程度の日本国債を多く保持しているので、1%以上の金融商品を売り出す事は不可能なのです。
海外の金融商品には縛りがない
日本以外の国の金融機関には、もちろん日本国債の縛りなどない。
1%以上の金融商品で運用する事ができる。
ここだけ考えても、海外では日本より利回りの良い金融商品があることが容易に想像できる。
安定した国債や優先株式を利用すれば4%以上は無理の無い話なのである。
生命保険であれば、後は運用期間。
平均余命が一番重要になってくる。
若い(平均余命が長い)段階で加入していれば、運用期間が長くなるので複利の法則を逆算してとても安く加入できる。
日本の生命保険会社も平均余命を考えて・・・と言うが、1%以下では複利のパワーを発揮することはできない。
日本だけでなく海外に目を向けてみると、目から鱗なことは多い。
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