昨日、投資の3Mについて書いた。
M繋がりで製造業で使われる品質管理の4Mを思い出したので書いてみたい。
投資と製造業、繋がりはあるのだろうか?
品質の管理の4M
品質管理を行うのにチェックすべき項目というより、品質に異常が起こった時に原因究明を行う4Mといえる。
【Man=人】
何か異常が起こった時に誰が悪いかとあら捜しをすることではなく、人によって作業技術が違っているなどの問題点を把握することにある。
【Method=方法】
これは投資の3Mでも出てきた。
投資の場合は戦略であるが、製造業であればそのまま製造方法となる。
例えば標準偏差にきちんと入るマニュアルになっていて、安定した製造方法であるかどうか?
【machine=機械】
機械に異常はないか?
製造を続けていると、徐々に機械の摩耗などが起こり、当初と同じものが出来なくなってくるケースがある。
【material=物質】
物質と書くと分かりづらいが、要は材料。
今までと同じ材料を使っていると思っていたら、実は微妙に違う状態となっていて、製品に影響が出ることがある。
投資の3Mと製造業の品質管理の4M。
違うようで目的は同じだ。
決めたことが徹底的に行われているか、行われるように管理されているか、マニュアルが適切か?など。
投資や製造業だけでないが、淡々と同じことを行うことが重要な局面はよくあるが、それを続けることはとても難しい。
ただ、何かあった時に製造業のようにチェック項目があるのは心強い。
投資の3Mで一番重要なのはMind(精神力)と書いたが、投資の場合は機械や材料は存在しない。
(ここでいう材料とはMethod=方法を決めるための材料ではない)
決まったルールで淡々と行うだけの精神力、何か起こった時に自分の精神力がどのように変化しているかを自分で気付くことができるだろうか?
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