2023年、サンライフ香港からSunJoy(サンジョイ)が上市された。
(その後、2024年にSunJoy Global(サンジョイ グローバル)にランニングチェンジ。)
2020年にはVenus(ヴィーナス)が上市されており、既に販売されている人気商品Life Brilliance(ライフブリリアンス)やVision(ヴィジョン)との商品比較をしてみたい。
ご自身の予算や考えとどの商品が合致しているかの参考にしてもらえればと思う。
サンライフ香港Life Brilliance(ライフブリリアンス),Vision(ヴィジョン),Venus(ヴィーナス),SunJoy Global(サンジョイ グローバル)の商品比較!
サンライフ香港の4商品を比較してみたい。
(サンライフ香港からは4商品しか提供されていない訳ではなく、あくまで代表例である。)
Life Brilliance(ライフブリリアンス)
Life Brilliance(ライフブリリアンス)は日本で言うところの貯蓄型生命保険である。
商品の販売期間も長く、サンライフ香港の中で最も多くの日本人が契約しているのがLife Brillianceだと想像できる。
もしもの時の死亡保障がしっかりと付いている生命保険でありながら貯蓄性もあり、バランスの取れた商品となっている。
日本では「保障と貯蓄は別物」という人が多いが、海外ではそんな事はなく両立できる事を証明してくれる生命保険だと思う。
生命保険の特性上、若ければ若いほど安く契約でき複利の恩恵を受けやすいので、お子さんが赤ちゃんや子供の時に被保険者にして契約する親も多い。
運用により死亡保険金も解約返戻金も年々上昇していくので、長生きリスクにも対応した商品となっている。
法人契約もできるので、資産移転や資産保全、役員退職金など福利厚生での活用、損金算入での節税などといった目的で加入しているケースもある。
(最近になって、サンライフ香港は香港との関係性がない法人での契約受け入れを停止した。
多くの日本法人は法人契約が困難になった。
同じような目的で法人契約したいのであれば、FTLifeが提供する生命保険を検討してみては如何かと思う。
後述する正規代理店でどの商品がご自身の考えに合致するかを相談してみてもらえればと思う。)
Vision(ビジョン)
Vision(ビジョン)は生命保険としての機能はないクーポン型の金融商品。
香港内に銀行があれば毎月クーポン(配当)を受け取れるので、年金のように活用できるメリットがある。
配当を受け取らずに複利運用する事も可能だ。
最大120年間証券が承継でき、契約者年齢の上限がないので、年配の方が資産承継する目的で契約するケースもあるようだ。
ただし、契約時の被保険者は最大80歳となっているが、契約者も被保険者も何度も変更可能となっている。
HSBCやスタンダードチャータードなど香港内に銀行を持っている方で、口座内に動かしていない現金がある方にもお勧めできる。
定期的に銀行に配当が入ってくれば、銀行口座の凍結を防ぐ事も可能となる。
Venus(ヴィーナス)
生命保険としての機能はなく、最低投資額25万ドルからの一括支払いの貯蓄型商品。
損益分岐点を迎えるのが6年目ととても早く、リターンを早く得られる設計になっているので、富裕層や資産家で資産保全・資産移転したい方向けの金融商品。
ローン会社を活用してお得に契約できるスキームもあったりする。
(2020年末で販売終了してランニングチェンジされる形でVenusⅡが新規に販売されているが、商品概要はほぼ同等である。)
Sun Joy Global(サンジョイ グローバル)
SunJoy Global(サンジョイ グローバル)に生命保険の機能は無く、貯蓄性に特化した保険商品となっている。
他の商品と比較して利回りが良く、長期的に見ると利回り6~7%で複利運用されるので、とてもリターンが大きくなる。
また、ただ単にリターンが大きいだけでなく、様々な特徴を持った商品となっている。
先ず、契約通貨を選べる点が挙げられる。
米ドルだけでなく、カナダドル、英国ポンド、中国人民元を選択可能で、契約途中での通貨変更も可能。
そして、契約者や被保険者も契約途中で何度も変更できるので、資産承継プランとしても活用できる。
証券は分割する事も出来るので、複数人のお子さんやお孫さんがいる時に証券を分割して資産承継できるメリットがある。
こうした機能により、相続が争族になる事を防ぐ事ができる。
また、利回りの良さから法人契約して役員退職金に充てる経営者もいたりする。
長期的に見れば利回り6~7%と書いたが、それは契約当初に解約をすると解約返戻金が大きいからだ。
逆に、その解約返戻金率を利用して、個人の証券を売却する事により損金算入するスキームを活用する経営者もいたりする。
(先述したように、サンライフ香港は香港と関係ない法人の契約を打ち切った。
SunJoy Globalのような商品で法人契約したい人はFubon Life Insurance (Hong Kong) が提供する貯蓄型保険商品を検討してみては如何かと思う。)
比較と書いたが、共通して言える事は日本から海外に資産を移す事ができるので、資産逃避させて資産保全が可能になる点だ。
インフレや円安で日本円リスクを感じている人が多いが、そうした事を考える人たちにとっては、どの商品も活用価値があると思う。
だが、具体的に自分にとってどの商品が合っているのかを独自に判断するのはなかなか難しいかもしれない。
自分で考えるのは困難だと思うので、正規代理店に直接相談してみれば良い。
こうした香港の保険商品は、香港の保険業を管理監督する「香港保険業監管局(Hong Kong Insurance Authority)」に登録されている香港の正規代理店を介して契約して、アフターサポートもお願いする事になる。
日本人スタッフがいて、日本人の受け入れ実績やサポート経験が豊富な正規代理店に直接連絡して、ご自身の予算や考えにどの商品が合致しているかを先ずはコンサルティングしてもらい、商品を決定していくのが最も良い方法だと思う。
今回比較で出した4商品以外にサンライフ香港が提供しているプランはあるし、法人プランについて書いたように、FTLifeやFubon Lifeなども日本人を受け入れてくれている。
海外オフショア籍の保険会社で日本人を受け入れてくれるところは少ないのだが、それでも選択できる保険会社やプランは幾つかある。
多くの保険会社と提携している正規代理店に直接話を聞いて、ご自身に合致したプランを案内してもらえればと思う。
こうした保険商品の契約は香港に渡航する事無く行えるが、日本人の契約方法にも習熟した正規代理店を選択する事も重要になってくる。
⇒ ご質問やご相談、正規代理店の選定でお悩みの方はこちらから。
コメント