投資・資産運用の勉強をしているとファイナンシャルリテラシーという言葉が出てくる。
リテラシー(literacy)は「識字=文字を読み書きし、理解できること、またその能力。」となるが、それが転じて「特定の分野についての知識や能力」という意味で使われるようになっている。
つまりは、ファイナンシャルリテラシーとは金融についての知識や能力という意味であり、ファイナンシャルリテラシーを向上させることが資産価値向上に繋がるとされている。
だが、日本人は金融教育を受けていないのでファイナンシャルリテラシーが低いと一般的に言われてしまっている。
そして、現代社会ではファイナンシャルリテラシーと共に情報リテラシーも向上させる必要があると感じる。
情報リテラシーの向上はインターネットの情報の取り扱いに関する知識や能力を向上させる事になるが、情報過多になっている現代社会は有象無象な世界になっており、間違った情報や誘導的なコンテンツも多くなっている。
情報を取捨選択して、正しい情報を得る能力を高めていかなければならない。
情報を取捨選択していくのが重要な時代!
インターネットには情報が溢れている。
優秀な先生やコーチがいなくてもインターネットの情報だけで知識や技術の習得が出来てしまう時代となっている。
そうなると、先生やコーチの立ち位置も年々変わってくるはずだ。
スポーツの世界ではコーチが口出しし過ぎない傾向にあると聞く。
ひと昔前まではコーチの言う事は絶対で、真面目に全てを取り入れようとした結果、自分の合わないものまで取り入れてしまい良くない方向に向かう事も少なくなかったようだ。
複数のコーチがいるとどちらの意見が正しいか分からなくなり、コーチが変わる度に伝えられる事が変わるので、選手としてみたら堪ったものではないだろう。
優秀な選手ほど自分に合った意見だけ取り入れて、その他の意見は聞いたふりだけして無視したりしていたそうだ。
今は選手個々が多くの情報から自分に合ったものを取り入れる傾向が強く、良いコーチは自分から口出しをせず、聞かれた時に答えるスタイルが好まれるようになっている。
コーチ側は聞かれた時に対応できるだけの情報の引き出しは必要となる。
こうした情報の取捨選択はスポーツだけでなく投資・資産運用の世界でも必要となってくる。
特にオフショア投資の世界は間違った情報や誘導的なコンテンツも多いので、正しい情報を如何に得るかの能力が必要だ。
特に酷いのは誘導系コンテンツである。
昔から自分たちの関係のない保険会社やIFA(正規代理店)に対する批判的な意見を書き、自社に誘導するコンテンツを書く人が何故か絶えない世界である。
そうした情報は間違っている事が多い。
似たようなコンテンツが並んでいるので、同じようなコンテンツを書かせるようにIFAが指導しているのかなと思うが、そうしたIFAは逆に推奨できない。
そうしたコンテンツを良しとしているIFAが顧客と真摯に向き合えるとは思えない。
契約やサポートなどをそうしたコンテンツ作成者に丸投げしている事も多く、責任の所在も曖昧になってくることが多い。
オフショア投資の成功の肝は正規代理店の選定と言われる事が多いが、正にその通りだと感じる。
多くの保険会社と提携している正規代理店であれば選べるラインナップも多くなり、自分の予算や考えに沿った商品を案内してもらえる。
そして、自社で責任持って契約からアフターサポートまでを行ってくれるIFAであれば、満期まで安心できる。
そうしたIFAを多くの情報が氾濫するインターネットの中から選んでいける情報リテラシーが必要となってくるのだ。
誘導系コンテンツに流される事なく、優れたIFAを選べる目を養ってもらいたいと思う。
「オフショア投資に関わる人は魑魅魍魎が多そうですよね。」と言われたことがあるが、その通りだなと感じる。
人として真っ当に対応してくれるIFAと出会える事を願っている。
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