日本人は金融教育を受けていない。
周りの人にそうした話をすると、ほとんどの人が納得する。
そして、金融教育を受けたいとも言う。
日本の生命保険、入らなければ不安?
金融教育を受けていないことが原因かわからないが、日本人には二つの潜在意識を持っている人が多い。
・銀行にお金を預けておけば安心
・生命保険に入らなければならない
皆さんの周りにもこうした考えの人がいると思う。
銀行にお金を預けておいてもお金は増えないし、インフレが起これば価値は下がる。
元本保証でも何でもない。
生命保険は、必要以上の契約をしている人が多い。
特に積立型の生命保険にしている人は意味がわからない。
掛け捨ての生命保険にして、最低限の保証を掛けるのならわからなくないが、そこに積立運用を重ねる意味はあるのだろうか?
生命保険は生命保険である。
日本の生命保険会社に運用する実力があるとは思えず、更に日本国債を握らされているので利回りが高くならない。
生命保険会社からしてみれば、生命保険に積立運用を乗せてくれるのはアップセル(グレードの高い商品を販売すること)で、良い利益源なのかもしれない。
金融教育を受けていないから何もしない=銀行にお金を置いているだけ、は100歩譲って理解できるとして、金融教育を受けていないのに無駄な生命保険に入ってしまうのは何故だろうか?
生命保険会社のセールスマンに踊らされているだけ?
日本が金融教育を行えば、銀行への預金額や生命保険への加入率が下がり、間接的に日本国債の受け入れ先が減少する。
政府からすれば、日本国債を賄ってもらう機関を守らなければならないので、金融教育は促さないだろう。
政府が金融教育を行おうとしたところで、その教育ができる人材がいないので、そもそも日本で金融教育が浸透することはありえない。
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