マイナンバー制度のメリット・デメリットをまとめてみた!

情報リテラシー

マイナンバー制度、将来的な預金封鎖の序章ではないか?とちょっと先の怖さを本ブログでは指摘しているが、もう少し現実的なメリット・デメリットについて考え、まとめてみた。

マイナンバー制度のメリット・デメリット

マイナンバー制度、政府にとってではなく、国民目線でのメリット・デメリットについて考えてみた。

【メリット】
◆行政での申請・申告に必要な添付書類の省略、待ち時間の省略

例えば、引っ越しをする際に、現状では現住所で転出届を出して、引っ越しをしてから新住所で転入届を出さなければならない。

しかし、マイナンバー制度が施行されると転入届だけで済むようだ。

将来的に、カルテを病院間で繋ぐといった話もあるようだが、実はこれくらいしかメリットが見当たらない。

行政でお世話になる頻度を考えると、メリットはとても少ないと思う。

【デメリット】
◆情報漏えい
・サーバー攻撃
・なりすまし詐欺(住所・氏名・電場番号・マイナンバーがわかればなりすまし可能)
◆初期費用コスト:2900億円、年間維持費:300億円

年金情報が漏洩して問題となっているが、マイナンバー制度のスタート時点で年金情報はマイナンバー制度から外れるそうだ。

このようにサイバー攻撃されると、今後は全ての情報が繋がって漏洩されてしまう可能性がある。

マイナンバー制度は個人情報が一元管理されるのではなく、各省庁で管理しているのを暗号で横繋ぎするだけであり、全ての情報が漏れる訳ではないというものの、マイナンバーが漏れれば、個人情報が垂れ流しされる可能性があるので怖い。

なしすまし詐欺に関しては、例えばアメリカ社会保障番号(SSN)を利用したなりすまし犯罪被害を例にすると、2006~2008年の3年間でSSN関連で1170万件、被害額約1兆7300億円の事件が起こっている。

マイナンバー、省庁としても個人としても、しっかり管理しなくてはならない。

管理を強化しないといけない時点でリスクである。

個人レベルでみるとメリットはあまり感じられないが、初期費用や年間維持費で国民の血税が使われる。

血税に見合うだけの運用がされるのだろうか?

上手く運用して、公務員の数を削減してコストカットできればいいだろうが、さていかに?

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