RL360°(ロイヤルロンドン360°)契約者への投資家保護法@マン島

オフショア

日本人が契約できるオフショア金融商品は、香港籍、ケイマン島籍、ルクセンブルグ籍、そしてマン島籍などがある。

どこの国や地域で登録されたかによっての分類だが、RL360°(ロイヤルロンドン360°)が登録されているマン島では、投資家保護法という契約者にとっては有難い法律がある。

万が一破綻しても90%までが保護されるマン島投資家保護法

マン島は、イギリスとアイルランドの間にあるアイリッシュ海にあり、アイルランド島とグレート・ブリテン島と間にある島である。

マン島の面積は約572km²で淡路島(約592km²)とほぼ同等の大きさである。

人口は約8万人で、淡路島の14万人と比較すると半分ほどで、佐渡島(約7万5千人)とほぼ同等の人口である。

面積 人口
マン島 約572km² 約8万人
淡路島 約592km² 約14万人
佐渡島 約855km² 約7万5千人

日本の島との比較でマン島の大きさがわかったと思うが、なぜマン島はタックスヘイブンと呼ばれる国になったのだろうか?

マン島は、複数の国で統治権が移る複雑な歴史を持っている。

1504年以降は、マン島の領主を名乗るイングランドの貴族が代々統治している。

そして、1786年にマン島購入法が成立し、王室がマン島の支配権を購入した。

1786年以降は主権国家ではないが、イギリスの王室属領となっている。

現在のマン島は、「自治権をもった王室属領のイギリスの特別領域」という位置付けだ。

代々イングランドの貴族が統治し、今では王室属領。

貴族がこのマン島を、自身の資産を管理・保全させるために利用したと言われている。

それがマン島がタックスヘイブン、オフショアとなった理由だ。

自分たちの資産を守るために、法律を整え、お金が集まりやすく、保全されやすいようにしたのである。

この特権、貴族でなくても利用できる。

その代表的なものが、「投資家保護法」だ。

この保護法は、マン島内の金融機関がネットワークを組んでおり、例えどこかの金融機関が破たんしたとしても、お互いが補填して解約返戻金の90%までは保証される仕組みだ。

そもそも、マン島の金融機関が破綻することがあれば、日本の金融機関は先に破たんしていると思うが・・・

日本に資産を置くのが良いか?それとも金融の土台や保障がしっかりしているマン島に資産を置いておくのが良いのか?

答えは明白だ。

 

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