HSBC香港、せっかく香港まで渡航して開設したのに凍結になってしまうケースがある。
もし、凍結してしまったら・・・解決法はその状況によって異なる。
電話やメールで解決可能なケースもあれば、再び渡航して窓口に行かなければならないケースなど様々だ。
HSBC香港、先ずは口座凍結しないように対応を!
せっかく香港まで渡航して開設したHSBC香港の銀行口座、凍結させてしまっては意味がない。
年々HSBC香港の口座開設は難しくなっているが、難しくなってから口座開設をした人はその価値が分かっているので、口座凍結とならないように努力する傾向にあると感じる。
一方で、比較的簡単に口座開設ができた時に作った人は、その価値が分からずに凍結させてしまうのかなと思う。
長いことインターネットにログインしておらず、ふとした時にログインしようと思ったのにできなかった、ATMでお金を引き出そうとしたけどできなったetc、久しぶりに何かしようとした時に問題に気付く事が多い。
凍結させない為に必要な事は、年に1回はインターネットバンキングにログインすることである。
また、ATMカードも1年に1回は使っておいた方が良い。
ATMカードの使用は残高確認だけでもOKだ。
そして、アクティブな状態であることを示す為に、2年に1回は資金を移動させておく必要がある。
リスクなく資金移動させるには、「24-Hour Currency Exchange Service」を活用してHKD(香港ドル)とUSD(米ドル)を口座内で両替すればよい。
HKDとUSDはドルペッグ制により連動されているので、変動幅が小さい。
HKD30ドルから両替が可能である。
また、HSBCのATMカードはUnion Payが使えるショップであれば、デビットカードとして買い物ができる。
コンビニなどで安価なお菓子などを買う事によって資金移動となるので、良い方法と言える。
2年に1回だと忘れてしまうと言う方も多いだろう。
スマホのカレンダーに登録するなど、必ず2年に1回は使用するようにしてもらいたい。
基本的に、何の連絡もなしに口座凍結をすることはない。
事前にメールがくるのだが、そのメール内に”22 months”や”24 months”というワードが含まれていたら、危険である。
問題はそのメールに気付くかどうかなのだが…
HSBC香港の口座が凍結してしまったら・・・
インターネットバンキングにログインしていない、アクティブにしていない事以外にもHSBC香港の口座が凍結してしまう事例は多数ある。
例えば、3回以上ログインパスワードを間違えてしまったらNGであり、ATMカードも同じようにパスワードを間違え続けるとお金が引き出せなくなる。
こうした事例、HSBCだから厳しいという訳ではなく、国内の銀行や海外のHSBC以外の銀行でも同じようにロックがかかるはずだ。
そうでなければ、簡単に資産を取られてしまう。
国内の銀行であれば、サクッと電話して、状況によっては窓口に出向いて必要書類を提出して、押印すれば再びアクティブな状態にしてもらえる。
HSBC香港でも同じで、何か問題があれば電話をしてみて解除される事も多い。
だが、状況によっては窓口に行かなければならない。
しかし、ここで問題が発生する。
英語が出来ない人は電話などできないだろうし、窓口に行けば渡航費がかかり、やはり現地で英語対応をしなければならない。
窓口に行く際には必要書類も用意しなくてはならないが、事前に必要書類を万全にしておけるかといったポイントも生じる。
英語が堪能で、香港にサクッと足を運べる人であれば解決可能かもしれないが、そもそもサポートを受けて口座開設をした人が凍結してしまったら、あたふたしてしまうことだろう。
自力で解決できなければ、やはりサポート会社を利用するしかない。
口座内に入っている金額が大きければ自ずと行動するだろうが、例え口座内に入っている金額が少なかったとしても放置するのは得策ではない。
年々HSBC香港の口座開設は難しくなっており、口座そのものがお宝口座になっているからだ。
だからこそ、凍結させないようにしておくべきであり、仮に凍結などの問題が起こったのならば、早め早めに対応をしておかなければならない。
時間が経てば経つほど行員も不審に思い、徐々に凍結解除も面倒な状況になってしまうことだろう。
口座開設をした時に有料サポート会社と連絡が取れれば良いのだが、そうでなければ、他のサポート会社に連絡をするしかない。
私の方でも有料ではあるが優良なサポート会社を紹介する事はできるので、困った時にはご連絡いただければと思う。
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HSBC香港口座開設、凍結状況最新版!(2025年)
HSBC香港の口座開設は年々厳しくなっているのだが、2010年頃までは郵送でも口座開設を受け入れてくれていた。
また、現地窓口(ブース)でも通訳などが同席しての口座開設も可能であった。
つまりは、本人の語学力はそれほど重視されていなかったのだ。
HSBC香港としても、口座開設者をどんどんと増やしたいフェーズだったのかなと推測する。
その後、そうして口座開設をした人たちがあまり口座を活用しておらず、凍結になる人も増えたので、厳しくしていったのかなと思う。
世界的にもマネーロンダリングに対する規制が厳しくなっているので、直接会話ができなったり、目的に外れた口座開設はさせないようにと方針が変わったように感じる。
その為、英語もしくは広東語での会話が必要となった。
とは言え、有料サポート会社は英会話のスクリプトを用意してくれるので、事前に練習しておけば高確率で口座は開設できていた。
その状況が2025年に一変した。
現在は100万香港ドル(約2,000万円)以上の口座であれば何とか開設可能であるが、それ以下の口座はほぼ開設ができない状況となってしまったのだ。
なので、HSBC香港の口座は本当に大事にしてもらいたい。
今後、日本人でHSBC香港の口座を新規で作成するのは夢のような話になってしまっているのだ。
口座凍結に関するルールも変わっているようだ。
冒頭に書いたように、インターネットにログインして、ATMカードも残高確認でも良いので使い、2年に1回は口座内資金を移動させておけば凍結にはならなかったのだが、2025年になってからはそうした事をしていても凍結となるケースがあるようだ。
口座開設時のヒヤリングでは問題ないと銀行側が判断したものの、その後の口座履歴を見て怪しいと思った人にメールや電話で問い合わせがいったり、突如として凍結の案内がくるようだ。
マネーロンダリングやテロリストの疑いがあると、その対象になるようであるが、普通に生活して普通にHSBC香港の口座を活用しているだけであれば問題にはならないだろう。
HSBC香港もAIを活用して不審な口座を洗い出していると思われる。
怖いイメージを持ってしまう人もいるかもしれないが、マネーロンダリングやテロリストを排除して安心安全な銀行経営を維持しようと努めている訳で、そう考えるとやはりHSBC香港は信頼が置ける銀行と判断できる。
世界的にも信用できるHSBC香港、日本人が資産保全するのにも適した銀行であるので、せっかく苦労して開設した口座を維持することに勤めてもらいたいと切に願う。
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