日本は資産運用に適さない国だが、その背景に日本国債の金利が低い事が上げられる。
では、海外の国債はどれくらいの金利となっているのだろうか?
先進7ヶ国(G7)の国債比較!
政治経済が安定していない国を比較しても意味がないので、日本を含む先進7ヶ国で比較をしてみたい。
G7各国の国債利回りは以下の通りになっている。
国名 | 1ヶ月 | 1年 | 10年 | 30年 |
アメリカ | 0.989 | 1.416 | 2.390 | 2.898 |
イタリア | -0.505 | -0.323 | 2.049 | 3.194 |
カナダ | 0.850 | 1.440 | 2.030 | 2.373 |
イギリス | 0.243 | 0.426 | 1.328 | 1.904 |
フランス | -0.637 | -0.590 | 0.863 | 1.839 |
ドイツ | -0.759 | -0.739 | 0.449 | 1.261 |
日本 | -0.125 | -0.139 | 0.078 | 0.891 |
*2017年10月23日現在
10年もので利回りが高い順に並べてみた。
日本と同じように短期国債ではマイナスの国もあるが、長期で見れば2%を超える国が普通にあるのだ。
日本の金融商品で利回りが悪い理由はこの国債に原因がある。
財政難の日本は借金を補うために国債を発行せざるを得ないが、金利を上げられない。
金利を上げれれば、その返済で更に財政を苦しめてしまうからだ。
その一方、金利を上げなくても国債を回していける理由がある。
それは、銀行や生命保険会社などに国債を購入させているから。
言い方を変えると、低金利でも購入してくれる機関があるのだ。
そして、そうした金融機関が相手にしているのは金融リテラシーの低い日本人。
「政府―金融機関―日本人」と蜜月?な関係になっているのである。
こうした事に気付いている日本人は少ない。
海外では、国債に縛られる事無く自由に金融商品を組成する事ができる。
もちろん、その中に日本国債が入ってくることはない。
安定的に利回りが出せる国債だけでなく社債などを加えていき、4%程度を安定的に出せる商品が多く存在しているのだ。
(2022年の世界的な金利上昇により、利回り6~7%へと向上している!)
この事に気付いた日本人は日本国内の金融商品には目をくれず、海外の金融商品を契約しているのである。
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